ふぐを食べに下関に行く 2
大晦日、今日も快晴。尾道インターから山陽道へ入る。広島、岩国、徳山と快調に走り小月インターで出る。下関市の一角、城下町長府は武家屋敷や練塀(土塀)が続き大晦日のせいか人も少なくこのタイムスリップした町並みを独占させてもらった。
奇兵隊挙兵の地 功山寺 は鎌倉時代創建、日本最古の禅寺様式で国宝。
高杉晋作の銅像が有り若き志士達が‘将来の日本’を議論した山門。毛利家の立派な墓、のんびりとスローテンポに点在する寺や神社を歩き往時を偲ばせてもらった。長府毛利邸は休日だった。
今宵の宿は下関 みもすそがわ別館 に車を止める。旅館の人に聞く「壇之浦は何処ですか?」「この辺一帯が壇之浦です」ハハハ馬鹿な事聞いたもんだ、よく見れば後ろは絶壁。今でこそ草木で被われて居るが源平壇之浦の合戦のころは崖だったんだろうと思った。
宿の部屋から見て右手目の前が関門橋。歩いて関門海峡を渡る事にした。海の上を?忍者じゃあるまいし。人間用のトンネルが有るのだ。無料は粋な計らいと思った。十分ほどで対岸へ。九州門司から見る大橋はまた違って見える。下関のベイエリアが手に取るように見える。渡し船や観光船が忙しなく行き来している。門司レトロタウンへはタクシーで行った。国際友好記念図書館・旧門司税関・はね橋・旧門司三井倶楽部・門司港駅は明治時代の駅舎がそのまま現役で使われていた。渡し船で下関に戻った。
フイッシャーマンズワーフをあてもなくブラブラする。ふぐふぐふぐ(下関では縁起を担いでふくと言う)土産物屋も食べ物屋もふぐのオンパレードだ。唐戸市場は大晦日で休みだった。
来年から始まる大河ドラマ武蔵の舞台となった巌流島にはこの時期渡しが出ていないとの事。唯一渡る方法は釣り船をチャーターするしかないのだそうで残念だが諦めた。
宿に戻って大晦日の儀式に備える事にした。と言っても此処は旅館。取り立ててやる事も無かった。ものすごく塩分の強い風呂だった。だだっ広い洋室と暖房の利かない和室が続き部屋に成っている。いくら下関でも二日続きのふぐはイヤなので今日は海鮮料理で予約している。やたら味の濃い料理だった。それでもフグサシだけは出てきた。静岡のふぐ料理屋の方がよっぽど旨いと思った。チップ渡すのは止めにした。食い終わったら紅白歌合戦を見るしか無かった。満たされない大晦日だった。続く
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