ニュージーランド旅行顛末記No2
明けて今日は12月31日。朝食はビュッフェ。なかなか美味しい。日程表によれば今日は終日高原列車の旅となっている。クライストチャーチ駅からすぐ乗るのかと思いきや日本人の悪い所と言うか良く解釈すれば時間の節約で、見所の始まるスプリングフィールド駅から乗車。このトランツアルパイン鉄道は衛星TV<世界の車窓から>でも取り上げている。ジーゼル2台に引かれた客車に窓なしの展望車も連結されている。
大平原の景色はやがて川に併走。幾つもの渓谷を渡りトンネルを抜け縫うように走りながらアルプスの懐深く分け入る絶景の連続。アーサーズパス駅で下車。再びバスでマウントロールストン2256mを見てアーサーズ峠まで。
此所で体長40センチほどの青みがかった茶色の鳥 ケア に遭遇。「飛んでくれれば羽の内側がオレンジ色でとても奇麗なのですが」と聞いていたが偶然撮れた。
峠近くのレストランで昼食。今日の一行は約20人。主菜は3種類からチョイス出来る。僕はニュージーランドだから食べる事が出来るとわざわざ鹿肉を頼んだのが大きな間違い。臭い。鳩の臭さより強い。ほとんど食べなかった。写真を撮る気にもなれなかった。
此所からバスは列車で来た所を逆戻りする。雄大な山々と広大な景色が続く。途中はルピナスが満開。
カンタベリー平野に戻った所でジェットボードに乗る。日本のTV等で紹介されている幅10mにも満たない渓谷を右に左にすり抜けるあの場所じゃないんだ!(死亡事故が起きている)ガッカリ。行ってきました実績作りだよな〜。それでも180度旋回したりのサービスを繰り返しながら上流に。いつしか急流で狭い流れに変わっていた。まあ良いとするか・・・・
牧場主の家でこちらの生活習慣アフタヌーンティーを楽しんだ後牧場犬二頭(一頭は大きな声で吠える、もう一頭は鋭い目で羊を睨み束ねる)によるデモと羊の毛刈りショーを見る。此所でも隣接して土産店が出来ていた。抜け目ないよ。
これで今日の予定は終了。ホテル到着後シャワーを浴びて今夜に備える。部屋に入るとカウントダウングッズのクラカー・テープ・笛が置かれホテル内も準備が着々と進められている。
幸か不幸か今日の夕食は無しになっているし大晦日では何処のレストランも予約が難しいだろうとスルーコンダクターに「絶対お薦めの旨い店」を予約してもらって有る。正解だった。
ロビーに下りた所で顔見知りとバッタリ。一瞬考えた。お得意さん?ライオンズメンバー?そそうが有っては成らないと「今日は」と挨拶する。相手も頭を軽く下げ「こんにちは・・・」 とその直後、後ろから家内の声「元外務大臣の町村さんよ、なれなれしく挨拶したりして」 わ!そうだ! なんと同じホテルに泊まっていたのでした。
ホテルから看板が見えている予約のレストラン HAY'S は此所のシェフが料理世界コンテストで優勝しているそうだ。
中でもお薦めはラム肉とムール貝。ラム肉はとても柔らかく食べやすい。味も日本人がそのまま受け入れられる。使われているで有ろう香辛料がそんなに強くない。上出来!
妻はムール貝を注文した。写真で見たとおり見事!大きくてプリプリして居る。口に広がる香り、とろける様な味。こんな旨いムール貝は初めてだ。デザートも美味かったー!
このレストランは二階が料理教室になっている。日本からも修行に来ている。英語のダメな人は日本人スタッフを呼んでもらえばいい。なんと此所に先ほどの町村さんも来ていた。日本ならすぐ別室だろうが此所は外国、同じフロアーで分け隔て無く食べているのが嬉しいな〜。
ホテルはカウントダウンの準備がすっかり出来てバンドも入り歌手が歌い始めた。大聖堂前の広場で新年を迎えるかホテルで迎えるか妻はかなり迷っている様だ。過去の失敗を踏まえてホテルに決めた。
ホテルもバーも早速と席が埋まり、ロビーは片づけられてダンスフロアーと化している。歌も踊りも頂点に達して12時を待つ。10・9・8・7・6・5・4・3・2・1 一斉にテープが投げられる。笛の音に混じってクラッカーが爆ぜる。と、天井に仕掛けた有った風船が一斉に舞い落ちる。人々はそれを手に取り爆ざす。バ〜ンバ〜ンとものすごい音がしばらく続く。少々握りつぶしても割れない。足で踏んづけてやっと爆ぜるほど丈夫な風船だった。ひとしきり収まった所で上の階からスタッフが何かを投げている。テディーベアの人形だ。かなりの数を投げ込んでいるのだがどうしても中心に偏って一つも取れなかった。
祭り好きの家内はなかなか部屋に戻ろうとしなかった。でもとても満足そうな顔をしていた。
かくして2006年が始まりました。。。。。。。。
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