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2006/01/14

ニュージーランド旅行顛末記 No4

IMG_3891明けて2日、雨は相変わらず降り続いている。部屋の窓から見た景色は激変。山の至る所からおびただしい数の滝が現れた。めったに見られない光景だろうか。午前中の自由時間に何処かに行きたいけど無理だろうな〜〜〜

ゆっくりと朝食を取る。日本人のグループが雨をものともせず何組も出て行く。どのパーティーも本格的な登山靴と雨具の重装備だ。そして必ずガイドが付いている。10時前チェックアウトも済ませ様子を見ていると突然陽が差した。雨も上がった。今だ!とばかりにケア・ポイントまで行く事にする。その後とんでもない事になろうとは・・・・・・・・

10時25分ホテル出発ドネーションポストを右にチラッと見て歩き出す。10分も経たないうちに雨が降り出した。二人ともポンチョを着る。木道の先で昨日は無かった川が流れている。増水で突然出来たのだ。対岸に渡る事が出来ない。一人強引に渡ったのか先を歩いているのが見える。アジヤ系の若いカップルが石を投げ入れて居るが焼け石に水。ちゅうちょ無く少し下流まで行き浅く広がった所を裸足になりズボンを膝の上までまくって妻の手を引きながら渡った。

冷た〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!

氷河を伝わってきた水がこんなに冷たいとは!

再び靴を履いて膝丈の草むらを登山道まで戻る。ニュージーランドは毒蛇は元より蛇も猛獣も居ない。安心して草むらも歩けるのは有難い。トレッキングに人気がある理由の一つになっている。分岐点通過11時。此所からは雨よりも風がスゴイ。

横からまともに当たる雨が顔を突き刺す様に痛い。11時15分ケアポイント到着。証拠写真だけ撮って帰ろうとすると単独行の外人が話しかけてくる。此所で引き返すと言うと 50m先に展望台があり素晴らしい景色だから行け と言っている。

渋々妻と見に行くと、眼下に広がる小さな氷河湖、そこに氷河の端が到達し落ち込んでいる。まわりの山からは細く幾千筋の滝又滝。う〜ん見ておいてよかった。しかし残念な事に真正面に見えるだろうマウントクックの姿は ない。

11時25分下山開始。分岐点11時40分。

何人もの人が川を渡ろうとしたのか細い木が掛けられたりしているが誰も渡れた形跡はない。何故なら他に登ってくる人は居なかったから。幸いな事に増水していない。意を決して渡った。水に浸かった足は痛いのを通り越して感覚が無くなる。

大急ぎで拭いて靴を履く。靴を履いている感覚がない。ボキャ貧の僕には表現のしようがない。

この間にも傘を差した二人連れが来たが引き返している。12時15分ホテル到着。今思い返せば無事に帰られてよかった。

コーヒーショップで軽い食事を取り一息ついた。

一昨日別れた人が今日のバスで来ている。今日は此所に泊まるらしい。2時半クイーンズタウンに向かってバスで出発。

途中果物直売所などに寄りながら4時間掛かって到着。ここの果物は安くてしかも美味かった。

ニュージーランドではバスの運転手が運転しながら観光ガイド役もやる。しゃべりながら走って大丈夫かよ〜!ッと心配になってしまう。それはそれとして、今日のスルーガイドの英語力はスゴイ。ほとんど同時通訳して居る。思い返せば高原列車の帰りのバスのガイドはほとんど別の話をしていた。



IMG_4103今宵は ミレニウムホテルクイーンズタウン

このホテル外観は2階建て。だが実際は5階建て。掘り下げて中庭まで付いている。翌日気が付いた。この町には高層建築物がない。町の美感を守る為に建築制限されているのだろう。素晴らしい事。

ここは、この国3番目に大きいワカティブ湖の湖畔にあるおとぎ話の様な町。”女王様が住むに相応しい町”そこからクイーンズタウンと命名されたそうで納得納得。 

夕食は中華。出される料理はどれも美味しい。その中に鹿の肉が有った。うまいじゃないか!素材じゃない料理方法だよ。

2日目に食べた鹿はなんだったんだ?

食後は散策をかねて町の土産物店を物色する。夜の10時半だというのにまだ少し明るいし観光客も多い。

雨が降ってきたので急いでホテルに戻り明日に備える。



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