中秋節・国慶節と月餅
日頃お付き合いさせて頂いている商社マンから中国の中秋節・国慶節に因んだお土産を頂いた。
噂には聞いていた度派手にパッケージされた月餅です。
まばゆいばかりの赤と金でギドギドに印刷された箱。中身はこれまた赤金づくしです。
この際知識を増やそうと調べました。
中秋節は日本のお月見。月見団子ならぬ中国は月餅。
そして国慶節は1949年10月1日に、故毛沢東主席が天安門楼上から中華人民共和国の建国を宣言をした事に因むのだそうです。
10月1日から始まる一週間の大型連休も有るのだそうで、この期間月餅が配られるのが習わしで何所もかも月餅尽くめのようです。
頂いた方からの文章をそのまま引用すれば
【月餅を日本でいうところのお中元に近い感覚で、親族・家族・会社の上司等に差し上げます。それも一個ではなく複数個の進呈であり、見栄っ張りの中国人は誇大包装のより高い物を送る慣わしがあります。高いものですと5000円程度のものもあり、中国人気質をくすぐります。
結婚しますと両家の両親にニ個づつ、会社関係ですと取引先納品業者からも進呈がありそれはそれは一代イベントになります。
中国のパンやさんはこの季節、一年の収益を上げるとまで言っております。弊社の取引先は一万個の受注を受けましたが、納品額は提示価格の倍で値上げした半分の価格は納品先の総経理のポケット、すなわちワイロでした。】
パッケージがあまりにも大げさで、日本で言う上げ底も甚だしく、これらを慎むようにと数年前には中国政府が国民に触れを出したのだそうです。
国民の見栄っ張りとそれに伴わない貧しさと道徳がかいま見られます。
中国で生活している日本人はこの期間お昼ご飯は一ヶ月月餅を食べ続けた等の話もあるのだそうです。
さてこの月餅、食べた感想はまるで日本の和菓子を食べる様な食感の物から如何にも中国らしい、あの横浜中華街の臭いを連想させる物まで種種有りました。全体としては日本の物より皮というか周りが薄いか無いものまで有ります。具は色々ありました。定番の松の実やクルミに蓮の種、カレー風味の物などさまざまでした。香辛料も無香無臭も含めさまざまで僕には嗅ぎ分けられませんでした。人それぞれ好みの別れる所でもあります。
一度は知っておきたい中国の国民的行事に配られる月餅と味。
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