オー・ミラドー 料理編
オーミラドー 料理編です。
夜も更けて参りました。メインダイニングはすっかりそれらしい雰囲気に変わっています。予約時間の7時半ですが電話で呼び出される訳でも有りません。少々のことはどうでも良い、お客様のご都合でどうぞ!と言うおおらかさのようです。
お名前は?とかお部屋は?なんて事は一切聞かずにギャルソンが恭しく席に案内する所から始まる。
ソムリエが飲み物の注文を聞く。元々飲めない僕は水で良いんですが格好を付ける為に飲みやすいグラスワインを。妻はチョットコクが有るグラスワインを注文。と言ってもちゃんとボトルを何本か持ってきてその中で決めるんですよ。見渡せば殆どの人がボトルで注文のようです。
一口二口飲んだ所で再びソムリエが登場。
お泊まりコースのメニューは此方です。シェフ創作メニューか勝又シェフお任せコースは此方ですが如何なさいますか? とね。勿論追加料金を払えばの話です。「歳ですから沢山食べられません、決まりメニューでお願いします」と。
ウエルカムアミューズだそうです。カクテルグラスを逆さにしてあります。レンコンやニンジン、ポテト等をカリカリにしてベースの食材に突き刺してあります。物が何だったか忘れちゃいました。食べ終わるとグラスを本来の向きに立てて数種類の野菜ミックススープを注ぎ入れて飲むのです。みて楽しみ食べて飲んで楽しむ趣向でした。
左に有るのはテリーヌです。テリーヌは美味いか不味いか両極端だと常々思っております、野菜主体のこのテリーヌは美味いです。真ん中はサワークリーム。右はマグロの薫製です。オーミラドーでは三島に農園を持っているそうで野菜を随所に取り入れた料理が続くのです。野菜の多用は評価が別れると思いますが女性には喜ばれるでしょう。
さて、この料理名をなんと言ったか思い出せない。右の野菜料理は、添えられている塩を好みで振りかけ一口を口に入れ、左のコップの生クリーム添えの鰺のスープを口に含み食べるんです。説明に寄れば全く違う物同士の新たなコラボレーションをお楽しみ下さい!との事です。確かに、全く違った物になりましたがどう説明して良いのやら・・・・これはチョット衝撃的でしたよ!
魚料理です。脂の乗ったオオヒラメです。手前の羽のように見えるのは魚のヒレをカリカリに揚げた物で塩味が利いていました。実は魚肉の下に大根が有りました。家では煮汁をタップリと吸って色が変わってしかも柔らかに成ったのが良い出来映えと思っているのですが、これは違いました。固くて白くて味もしっかり。う〜んプロはこんな所が違うのかと感心。
さて、スタッフは大勢居ます。黒服でキチッと身なりを整えたギャルソンが状況を見ながらテキパキと運びます。僕はこの手のサービスをされるのが好きなんです。御フランス料理を御品ぶって食べるのは肩が凝ってヤダという人が居ますが時には良いもんです。
メインディッシュは熊本産のヒレ肉です。マッシュポテトが乗っています。
柔らかでしかもクリーミー、美味かったですよ!添えられているちっちゃな大根とカブが愛らしいです。角みたいに突き刺さっているのはゴボウです。この手の演出が好きそうですが一寸とやりすぎ。
チーズ入りのプラマンジュ。添えられている黒胡椒を好みでクリームにパラパラと。
イチゴと山葡萄とシャーベットの味が格別でした。
デザートは三つのプレートにそれぞれ味も食感も違う七品が出ました。これで二人分です。甘過ぎが嫌いな人向きです。飲み物はコーヒー・エスプレッソ・ハーブティーから選ぶ事が出来ました。
夜も更けて10時チョット前。ディナーだけのお客さんは帰り、泊まり客の早いスタートの人達も徐々に少なくなりましたがまだまだ語らいは続きます。
パンは写真が有りません。オリーブオイルとバルサミコを付けて自家製のパンを食します。食べ終わると次のパンが配られます。
テーブルは二本のキャンドルとダウンスポットだけの照明です。薄暗いですが雰囲気を醸し出します。
と言う理由で写真は感度を上げて撮りました。フラッシュが焚かれたら雰囲気丸つぶれですからね。赤茶けた色になっていますがご容赦を。
さて、明けて朝食です。ゆっくりされたらどうでしょうかとのアドバイスで9時半。とてもそんなに寝ちゃ~居られませんでしたので食前30分のウォーキングーと入浴。
朝食会場はコロニアルミラドー で此方の入り口から入りました。
キルティングの袋の中にはコーヒーとミルクが入っています。
可成り甘口の4種類の自家製ジャムとバター。そして数種類のパンが運ばれました。どのパンも美味しかったです。
黒い箱根の温泉卵と、一瞬ブリュレかと見間違えたスクランブルエッグ。
野菜サラダにフルーツも運ばれて一通り揃いました。
ゆっくり味わいながら朝食を食べる事が出来ました。勿論コーヒーのお代わりも出来ます。
後書き
食事は大変美味しい。部屋も含めた施設はお粗末と言うか全てが小さい。目の前の道を暴走車が走って安眠を妨害する。スタッフは何時でも何所でもニコヤカですが作り笑いすぎてヤダと妻は言う。
お薦めは泊まらずに食事だけか、温泉エステ食事付き日帰りパックが良さそう。
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