« 川根大福と伊太和里の湯 | トップページ | 座禅草に会いたくて »

2009/05/09

翁草に会いたくて

Img_2345
5月2日、翁草(オキナグサ)に会いたくて霧訪山(きりとうやま1,305.4m)に登りました。
五月の連休では少し遅いのですが微かな望み持ち登ったのです。
続きを読むをポチッと押して全文をお読み下さい。

遡のぼる事一年前、笠ヶ岳で怪我をして二日目は歩く事も出来ず諦めた翁草に会いに霧訪山に登る事から始まった今年の連休。
増穂町から高速道路に入り塩尻インターで出ました。確かにETC割引の千円でした。153号線を南下、小野駅近くの矢彦神社横から案内板に導かれて駐車場に到着。
Img_2215
水源施設のコンクリートの建物が目標になります。10台程のスペースに既に7台駐まっていました。ストレッチ後出発。子供を背負った親子が先行しました。
Img_2218
登山口です。キツイ登り一辺倒の続く山ですからゆっくり登る事に徹します。
Img_2221
妻には初め200段ほど階段が有ると言っておいたのですがどうやら数えながら登っていたらしく「此所で200段、まだ続くぅ!」といきなり愚痴。260段ほど続きました。右側は赤松とその更に右には芽吹いたばかりの唐松、左側も赤松林が続きます。息つく暇も無く急登が続きます。
Img_2233
送電線の鉄塔が見えてきました。【かっとり城址】に到着です。鳥達の鳴き声もずっと聞こえました。この先ほんの少しだけ緩やかな登りになりましたが又急登。上を見るとウンザリするほど急登が続きます。
Img_2250
この看板とロープが延々と続いているのですが実はこの山“止め山”と言って松茸を採る山で持ち主以外入る事が禁じられているのです。手入れも良くされて居ます。登山道には入る事が出来ます。
Img_2251
避難小屋と書いてありましたが松茸シーズンの監視小屋だろうと思います。水場も有りません。
Img_2254
あと20分の標識が有りこの辺りから赤松が無くなり上の方からチエンソーか草刈り機のエンジン音が聞こえてきました。
Img_2257
頂上です。登山道の整備なのか森林整備なのか解りませんが先ほど聞こえていたエンジン音は一服していたこの人達でした。
Img_2325
穂高・槍・常念から白馬までさすが北アルプスの展望台と言われるに相応しい頂上です。南に甲斐駒・仙丈から更に南に続く南アルプス。霧ヶ峰・美ヶ原・高ボッチ・鉢伏山。さらには御岳まで360°の大パノラマを堪能しました。が、しかし、チョット霞んでいます。
Img_2295
今日は山よりも花!!
咲いていました【翁草】です。
Img_2313
頂上の狭い範囲に可憐に健気に咲いています。
Img_2314

Img_2356
時間の経つのも忘れ這い蹲るように夢中で撮りました。
Img_2377
先行した松本の親子連れです。記念に一枚撮らせてもらいました。二歳の男の子で14kgだそうです。山の装備と子供を背負う一体型のリックサックに可愛らしく収まっています。
Img_2372
山頂の小さな祠の横にも翁草が咲いています。誰かに踏みつけられやしないかと心配しちゃいます。
Img_2369
咲き終わるとタンポポの綿毛のように成ります。ちょっと見にくい写真ですが、、
Img_2386
小さな頂上です。人も増えてきましたのでそろそろ下りるとするか!
同じ道を一挙に下り初日のメインは終了。満足満足。
Img_2413
小野から諏訪湖へ直接抜ける県道254号線の途中見つけた菜の花畑。
Img_2461
諏訪大社下社をお参り。霧ヶ峰を通り車山肩のコロブックルヒュッテで車山・蓼科山を見ながらコーヒーブレイク。ニッコウキスゲには早いこの時季は静かです。特等席を長時間占有出来ました。
山の時は安宿が我が家のしきたり。白樺湖パイプのけむりで泊まります。
参考タイム 
自宅発5:25→駐車場8:35 出発8:50→かっとり城趾9:19→頂上10:00・出発11:15→駐車場11:52
(末尾の写真は拡大できます)
Img_2302

« 川根大福と伊太和里の湯 | トップページ | 座禅草に会いたくて »

」カテゴリの記事

山とトレッキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 翁草に会いたくて:

« 川根大福と伊太和里の湯 | トップページ | 座禅草に会いたくて »

2022年4月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フォト

リンクの人々

  • 鳥さんと いつも 一緒に
    思わず眼を細めて読んでしまうソフトな語り口で書かれたブログ。 鳥の百科事典になりがちな鳥ブログとは一味も二味も違い、鳥への愛情がヒシヒシと伝わってくる。
  • ミルフォードトラック
    管理人「よし坊」に、人生観が変わるほど感動を与えてくれたミルフォードトラック。その全ての詳細な記録を序章から終章まで全6回に分けて公開。
  • ピカリのお部屋
    仲良く山歩きを楽しんでいる様子が独特な語り調で書かれている。花・風景の写真も素晴らしい。
  • 旅すれば又、旅
    旅と食に対する拘りと情熱が伝わってくる飽きないブログ。次は何所?と期待する。
  • かわせみのひとりごと
    翡翠をはじめ野鳥の姿を芸術的タッチで捕らえたブログ。
  • ごくらくとんぼの日々あれやこれや
    日常起きる様々な出来事を気取らないタッチで綴る親しみやすいブログです。
  • 季節の移ろいと旅空の雲
    眼を見張るような写真の数々。 作者の思いが伝わるブログです。
無料ブログはココログ

カワセミ

  • 水鏡に映る ♀
    静岡市の鳥がカワセミです。 少しずつ撮り貯めた可愛い翡翠の表情をご覧下さい。

富士山

  • 富士市狩り場から
    日本を代表する富士山。 私の住む静岡はどこからでも富士山が見える幸せを感じています。

ミルフォードトラック

  • DISTINCTION HOTERU
    2010年11月、人生観まで変わってしまったミルフォードトラックを歩いたときの写真集です。

思い出の一枚 海外編

  • スイス
    旅先で感動した思い出の一枚

思い出の一枚 国内編

  • 天王祭
    思い出に残る国内の写真を集めました。デジタルカメラに成った以後のものです。

山の思い出

  • ローツェ 8,516m
    20代前半から空白の年月が過ぎ再び登り初めた山々。

茶畑

  • 茶畑と富士山
    お茶・お茶と富士山 お茶と富士山は何故か相性が良い。