ワイナピチュに登った!
遺跡の先に有る付きもののような山ワイナピチュには事前の申請のみで登る事が出来ると思っていたのですが僕の勘違いで、当日先着受付順400人が登れるのだそうだ。それが解ったのは旅行出発2日前のツアコン保科君からの電話だった。「お連れしますよ」の言葉にどれほど嬉しかった事か。
しかし、この山の何所に道が付いているというのだ・・・・・
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昨夜妻は慣れない食前酒を飲んだのが原因らしく激しい下痢と嘔吐で一睡も出来ない状況でした。登山を楽しみにしていたのですがとても行ける状況では有りません。僕に「私は大丈夫、お願いだから登って頂戴」と言われ置いて行くのは心苦しいのですが心配しながら登る事にしたのです。
6時フロント集合。昨夜僕の薦めで登る事にした新婚さん。そして妻の薦めで行く事にした岐阜のご夫婦。東京から参加の女性と僕の6人です。「アラ~ッ誘ってくれた奥様がそんな状態で行けないんですか~!」と皆さんが心配してくれました。
幸い並ぶ列も短く大急ぎで朝食を済ませ列に並びます。
此所でハプニング。僕のリックが大きいからダメ!預けろ!と遺跡ゲートで言われる。お金を持ってこなかったので3ソル(約1ドル)が払えない。同じ事を言われた南米系のオバチャンが払ってくれた。知ってる限りの英語で御礼を言い、ペットボトル1本ポケットにねじ込んでみんなの元へ。
写真奥がホテル、手前が遺跡ゲート。
薄暗い遺跡内を進みます。
遺跡の中程まで来ると昨日は見えなかったアルプスの一部が見えます。マチュピチュのマッターホルンと勝手に僕が命名。実は登山途中更なる山が見えユングフラウヨッホとこれ又勝手に命名、、、、
遺跡の奥に登山口ゲートが有ります。7時に開きます。番号札をもらい後で登る事も出来ます。
開くと名前と入山時間を書いて出発。実は年に数人の人が戻ってこないのです。それほど危険な山なのです。危険だ!と言わずに誘った皆さんごめんなさい、ホントの事言ったら二の足踏んじゃうからね!
歩き始めて直ぐ日の出を拝みました。今日の安全を祈りました。
垂直の壁のような山の何所に道が付いているのか不思議です。
一旦は下りますが直ぐ登りに掛かります。写真手前は岐阜から参加のご夫婦。前に新婚さんのご主人とその先にチラッとお嫁さん。お嫁さんは帰国後お目出度が解ったと報告がありました。
登山道は細くジグザグが続き目指すワイナピチュの影が見えます。
途中金属の手すりが一箇所有りましたがやがて上方に段々畑と遺跡の一部が見えてきました。
昨日この段々畑の上に立つ人がマチュピチュから良く見えていました。
道は益々細くすれ違いに失敗すればそのまま滑落しそうな部分が増えました。
突然トンネルのような所があったりしてスリル満点です。急登急登又急登。この間危険で写真撮る余裕がありません。
足下ばかり見ていたので頂上に飛び出した感じで【ワイナピチュ2,600m】に到着。
360度展望できますが、狭く次々登山者が来ますのでゆっくり楽しむ事はできません。
マチュピチュが2,375mですから標高差200mチョットを1時間25分掛けて登った事になります。
頂上からマチュピチュを入れて撮った一枚ですが両足入れて撮りたくても怖くて両足が出せません。
左回りで頂上から下りましたが帰りの道も怖かった!!つまずいてつんのめったら真っ逆さまに数百メートル転落します。道も細く階段のステップも小さくとても歩きにくい道でした。
何はともあれ無事下山。今日は昨日以上良く晴れマチュピチュ山が良く見えます。
昨日回らなかった日時計を見て妻の待つホテルへ大急ぎ!
このホテルは長期滞在する人も居るようでとても良いホテルです。
チェックアウト後も居られる部屋があり(飲み物は無料で幾らでも飲め、シャワー室もあり登山後のシャワーと着替えが出来とても満足でした)妻はそこで神妙に待っていました。旅行の為に事前に病院で処方してもらった抗生物質と胃腸薬のお陰で殆ど回復したとの事で安心しました。
実はこのホテル、部屋の御菓子や飲み物は全て無料です。
元気な人は10時からトモさんのガイドで【インカ橋】までトレッキングのはず。大阪から参加のご夫妻とワイナピチュに登らなかった女性も参加した事でしょう。僕は妻をほっといてそこまで行ったら一生何言われるか解りませんから・・・
その妻を遺跡全体が見える所までゆっくり歩いて連れ出して見納めとしました。
ダライラマが「今年は世界中の“気”が此所マチュピチュに集まっている」と言っているそうで、その“気”を思い切り吸い込んできました。
アグアスカリエンテス駅まで戻りました。
所狭しと並ぶ土産物屋。思い切り値切ると想像以上安くなります。
レストランや英会話学校なども有りました。クスコまで列車で移動します。
帰りも列車内で飲み物と軽食が出されました。此所でも飲み物だけ頂きました。
いつの間にか眠りにつき拍手と歓声で起こされました。
車内で民族ダンス?が披露されていました。
更に先ほど車内サービスしていたスタッフがアルパカ製品を着てファッションショー。ヤンヤの喝采です。これ、お客様に売る為のもので有りますぅ
列車はスイッチバックなど繰り返し再び標高3,400mのクスコに再度到着。
クスコの夜景が見事に広がって居ます。三脚無しで撮っていますのでほんの少しブレていますがまずまずの出来映えです。
この夜の妻の夕食は持参のお粥と梅干しを箸でほぐした梅茶。これはとても助かり元気が出たところで夜は静かに更けてゆき明日は予定通り行かない出来事が待っているのです。
今日の末尾の写真は頂上直下から撮った遺跡(拡大できます)
つづく
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