« マチュピチュ | トップページ | シルスタニ遺跡 »

2009/07/07

ワイナピチュに登った!

Img_4434_2
遺跡の先に有る付きもののような山ワイナピチュには事前の申請のみで登る事が出来ると思っていたのですが僕の勘違いで、当日先着受付順400人が登れるのだそうだ。それが解ったのは旅行出発2日前のツアコン保科君からの電話だった。「お連れしますよ」の言葉にどれほど嬉しかった事か。
しかし、この山の何所に道が付いているというのだ・・・・・
それでは続きをポチッと押してお読み下さい。

昨夜妻は慣れない食前酒を飲んだのが原因らしく激しい下痢と嘔吐で一睡も出来ない状況でした。登山を楽しみにしていたのですがとても行ける状況では有りません。僕に「私は大丈夫、お願いだから登って頂戴」と言われ置いて行くのは心苦しいのですが心配しながら登る事にしたのです。
6時フロント集合。昨夜僕の薦めで登る事にした新婚さん。そして妻の薦めで行く事にした岐阜のご夫婦。東京から参加の女性と僕の6人です。「アラ~ッ誘ってくれた奥様がそんな状態で行けないんですか~!」と皆さんが心配してくれました。
Img_4267
幸い並ぶ列も短く大急ぎで朝食を済ませ列に並びます。
Img_4279
此所でハプニング。僕のリックが大きいからダメ!預けろ!と遺跡ゲートで言われる。お金を持ってこなかったので3ソル(約1ドル)が払えない。同じ事を言われた南米系のオバチャンが払ってくれた。知ってる限りの英語で御礼を言い、ペットボトル1本ポケットにねじ込んでみんなの元へ。
写真奥がホテル、手前が遺跡ゲート。
Img_4287
薄暗い遺跡内を進みます。
Img_4294_2
遺跡の中程まで来ると昨日は見えなかったアルプスの一部が見えます。マチュピチュのマッターホルンと勝手に僕が命名。実は登山途中更なる山が見えユングフラウヨッホとこれ又勝手に命名、、、、
Img_4304
遺跡の奥に登山口ゲートが有ります。7時に開きます。番号札をもらい後で登る事も出来ます。
開くと名前と入山時間を書いて出発。実は年に数人の人が戻ってこないのです。それほど危険な山なのです。危険だ!と言わずに誘った皆さんごめんなさい、ホントの事言ったら二の足踏んじゃうからね!
Img_4352
歩き始めて直ぐ日の出を拝みました。今日の安全を祈りました。
垂直の壁のような山の何所に道が付いているのか不思議です。
Img_4354
一旦は下りますが直ぐ登りに掛かります。写真手前は岐阜から参加のご夫婦。前に新婚さんのご主人とその先にチラッとお嫁さん。お嫁さんは帰国後お目出度が解ったと報告がありました。
Img_4367
登山道は細くジグザグが続き目指すワイナピチュの影が見えます。
Img_4370
途中金属の手すりが一箇所有りましたがやがて上方に段々畑と遺跡の一部が見えてきました。
昨日この段々畑の上に立つ人がマチュピチュから良く見えていました。
道は益々細くすれ違いに失敗すればそのまま滑落しそうな部分が増えました。
Img_4382_2
突然トンネルのような所があったりしてスリル満点です。急登急登又急登。この間危険で写真撮る余裕がありません。
Img_4384
足下ばかり見ていたので頂上に飛び出した感じで【ワイナピチュ2,600m】に到着。
360度展望できますが、狭く次々登山者が来ますのでゆっくり楽しむ事はできません。
マチュピチュが2,375mですから標高差200mチョットを1時間25分掛けて登った事になります。
Img_4387
頂上からマチュピチュを入れて撮った一枚ですが両足入れて撮りたくても怖くて両足が出せません。
左回りで頂上から下りましたが帰りの道も怖かった!!つまずいてつんのめったら真っ逆さまに数百メートル転落します。道も細く階段のステップも小さくとても歩きにくい道でした。
Img_4421
何はともあれ無事下山。今日は昨日以上良く晴れマチュピチュ山が良く見えます。
Img_4423
昨日回らなかった日時計を見て妻の待つホテルへ大急ぎ!
Img_4426
このホテルは長期滞在する人も居るようでとても良いホテルです。
チェックアウト後も居られる部屋があり(飲み物は無料で幾らでも飲め、シャワー室もあり登山後のシャワーと着替えが出来とても満足でした)妻はそこで神妙に待っていました。旅行の為に事前に病院で処方してもらった抗生物質と胃腸薬のお陰で殆ど回復したとの事で安心しました。
実はこのホテル、部屋の御菓子や飲み物は全て無料です。

元気な人は10時からトモさんのガイドで【インカ橋】までトレッキングのはず。大阪から参加のご夫妻とワイナピチュに登らなかった女性も参加した事でしょう。僕は妻をほっといてそこまで行ったら一生何言われるか解りませんから・・・
その妻を遺跡全体が見える所までゆっくり歩いて連れ出して見納めとしました。
ダライラマが「今年は世界中の“気”が此所マチュピチュに集まっている」と言っているそうで、その“気”を思い切り吸い込んできました。
Img_4470
アグアスカリエンテス駅まで戻りました。
所狭しと並ぶ土産物屋。思い切り値切ると想像以上安くなります。
Img_4491
レストランや英会話学校なども有りました。クスコまで列車で移動します。

帰りも列車内で飲み物と軽食が出されました。此所でも飲み物だけ頂きました。
いつの間にか眠りにつき拍手と歓声で起こされました。
P6150262_2_2
車内で民族ダンス?が披露されていました。
P6150284_2
更に先ほど車内サービスしていたスタッフがアルパカ製品を着てファッションショー。ヤンヤの喝采です。これ、お客様に売る為のもので有りますぅ
列車はスイッチバックなど繰り返し再び標高3,400mのクスコに再度到着。
Img_4507
クスコの夜景が見事に広がって居ます。三脚無しで撮っていますのでほんの少しブレていますがまずまずの出来映えです。
この夜の妻の夕食は持参のお粥と梅干しを箸でほぐした梅茶。これはとても助かり元気が出たところで夜は静かに更けてゆき明日は予定通り行かない出来事が待っているのです。
今日の末尾の写真は頂上直下から撮った遺跡(拡大できます)
Img_4375
つづく

« マチュピチュ | トップページ | シルスタニ遺跡 »

旅行・地域」カテゴリの記事

山とトレッキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ワイナピチュに登った!:

« マチュピチュ | トップページ | シルスタニ遺跡 »

2023年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト

リンクの人々

  • 鳥さんと いつも 一緒に
    思わず眼を細めて読んでしまうソフトな語り口で書かれたブログ。 鳥の百科事典になりがちな鳥ブログとは一味も二味も違い、鳥への愛情がヒシヒシと伝わってくる。
  • ミルフォードトラック
    管理人「よし坊」に、人生観が変わるほど感動を与えてくれたミルフォードトラック。その全ての詳細な記録を序章から終章まで全6回に分けて公開。
  • ピカリのお部屋
    仲良く山歩きを楽しんでいる様子が独特な語り調で書かれている。花・風景の写真も素晴らしい。
  • 旅すれば又、旅
    旅と食に対する拘りと情熱が伝わってくる飽きないブログ。次は何所?と期待する。
  • かわせみのひとりごと
    翡翠をはじめ野鳥の姿を芸術的タッチで捕らえたブログ。
  • ごくらくとんぼの日々あれやこれや
    日常起きる様々な出来事を気取らないタッチで綴る親しみやすいブログです。
  • 季節の移ろいと旅空の雲
    眼を見張るような写真の数々。 作者の思いが伝わるブログです。
無料ブログはココログ

カワセミ

  • 水鏡に映る ♀
    静岡市の鳥がカワセミです。 少しずつ撮り貯めた可愛い翡翠の表情をご覧下さい。

富士山

  • 富士市狩り場から
    日本を代表する富士山。 私の住む静岡はどこからでも富士山が見える幸せを感じています。

ミルフォードトラック

  • DISTINCTION HOTERU
    2010年11月、人生観まで変わってしまったミルフォードトラックを歩いたときの写真集です。

思い出の一枚 海外編

  • スイス
    旅先で感動した思い出の一枚

思い出の一枚 国内編

  • 天王祭
    思い出に残る国内の写真を集めました。デジタルカメラに成った以後のものです。

山の思い出

  • ローツェ 8,516m
    20代前半から空白の年月が過ぎ再び登り初めた山々。

茶畑

  • 茶畑と富士山
    お茶・お茶と富士山 お茶と富士山は何故か相性が良い。