ペルー旅行エピローグ
パンフレットやポスターで良く見るこの写真の位置から撮ったワイナピチュの入った全景(拡大出来ます)
ペルー出発二日前ツアコンから会社に電話が有った。「ここは会社だ!自宅に掛けろ!」とツッケンドウに電話を切り、その後解った内容はこうだ。
高山病で体調を崩す人が多い。粉末スポーツドリンクの元、お粥、乗り物酔いの薬、日焼け止めクリームを持参するようにとの事。もっと早く連絡よこせ馬鹿者!買い出しとパッキングのやり直しだ!と出だしで不愉快な思いをしたのです。
それ以外に自分で用意した物はマチュピチュは時により蚊が大量に発生するらしく虫除けとかゆみ止めを用意しましたが、一度も使いませんでした。
折しも豚インフルエンザで日本中いや世界中が大騒ぎ。1日2枚10日×2人分のマスクにウガイ薬イソジンの大瓶。さらに100枚入り除菌ティッシュと薬用石鹸等と考えつく諸々を用意したのです。
ところが大騒ぎしているのは日本だけ。機内や空港でマスクしてれば逆にイブカシゲに見られてしまいます。
ウガイも行きの飛行機内だけ。マスクも気が向いた時ほんの少しだけ。除菌グッズなど使いもしません。バッカみたい!
しかしその新型インフルのお陰でこの旅行に参加できたキャンセル待ちだった面々なのです。
「新型インフル様々だね!」と皆で喜び合ったのです。
リマに着いたその日からとても馴染めないものが有ります。
トイレです。泊まっているホテルは一流のホテルばかりですので広く清潔で水洗なのですがなんと使用したペーパーを流してはいけないというのです。それがこの国の方法でうっかり流すと詰まると言うのです。便座の横にバケツに似た入れ物が有りそこに入れるのです。ふたも有りません。これは何ともスッキリしません。証拠写真?撮りたくもない、、、、
フジモリ大統領はとても偉大だったらしく、その功績や手がけた政策は広く評価されているとの事。
暴動で越せなかった標高4,500mの峠道なども整備し舗装したり、電気の無い所にソーラー発電を付けた等数々の功績が有ったようです。
ビスタドーム号(ペルーレール)はオリエント急行とペルーの資本で運営されているそうです。しかし元々国営だったこの鉄道は以前の大統領が勝手に売り飛ばし私腹を肥やしてしまったそうでこんな話をガイドから聞くと何がおこるか解らない国と思わずにはいられません。
到着したその日から高山病対策のレクチャーが有りました。※怒らない※首を振らない※走らない※スポーツドリンクとお茶や水をたくさん飲む※腹6~7分目に徹しお酒は控える※熱い風呂には入らず出来ればぬるめのシャワーで我慢する※大きく息をユックリ三回吐いてユックリ大きく息を吸う。
折に触れときに触れこれを実行していました。忘れたりチョンボしたりは高山病のせいに出来て便利ですが・・・
我々がマチュピチュにいた時、別のJTB団体の2人が高山病で入院したと情報が入りました。日本の反対側迄行って入院はしたく有りませんから注意事項を守るが勝ち。
ワイナピチュには事前申請は要らない事が解りました。当日並んだ順400人が登れます。一番のバスで下から来ますのでサンクチャリーロッジに泊まっていてもうかうかして居られません。
年に数人が転落し帰って来ない山。バランス感覚の悪い人と高所恐怖症の人には向きません。登山靴より溝のしっかり付いたスニーカーの方が良いと山仲間から事前に聞いていました。実際登ってみてその通りと実感しました。
ワイナピチュから見下ろしたマチュピチュ全景です(拡大出来ます)
四方が垂直に切れ落ちた怖い山でした。
現地通貨はソルですが殆ど米ドルが使われて居ます。為替相場が激変する通貨より安定したドルを持つのが生活の知恵だそうです。
全食事付きのパック旅行でしたがその方が楽でした。酢を使う料理が多く日本人も違和感無く食べられます。同行した人が現地駐在の人と食事に出かけていましたが名物と言うか有名なネズミ料理も食べたそうです。食べてみたかったです。
南半球には何回か行きましたが南十字星を見た事がありません。と言うより見る気も無かったのですが、ウルバンバで今回初めて見ました。思い切り輝いたマイナス等級星かと思いましたが違うんですね、、、チョットガッカリしました。
ドジコンと思っていた保科君は素晴らしいツアコンでした。今回参加の皆さんは旅のベテラン揃いでしたが全員が良いツアコンだと褒めるのに時間は掛かりませんでした。
常に行きたい世界遺産No1に輝いているマチュピチュですが体力の有る若い時に行った方が良いと思いました。
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