ミルフォードトラック1
ニュージーランド観光の折「世界一美しい散歩道」と言われている“ミルフォードトラック”の存在を知り日に日に行きたい願望が強くなった。
念願叶いその一部始終を詳細にわたり自分史の1ページとしてブログで公開できることは至上の喜びである。
写真は女王様が住むに相応しい街と言われ、起点となるクイーンズタウンの街から見たワカティブ湖の風景から始まる。
※拡大出来ます
それでは続きを読むをクリックして下さい。
オークランドで国内線に乗り換えいよいよクイーンズタウンに到着します。
ノボテル レイクサイド クイーンズタウンに泊まり
ミルホードトラックオフィス(アルティメット・ハイクス社)で
コースガイダンスを受けます。
スライドによる概略を日本人スタッフから受け、トラック期間中使う自分用のシーツとザックに入れる大判ビニール袋(雨対策)最終日に着る衣服等を入れるバックを受け取ります。
(シーツは重いと聞いていたので自前で持って行きましたが無駄でした。現地の物は軽くて使い勝手が良いように改良されていました)
その後必要な物を買いそろえます。ほぼ全員が“サンドフライ”(チョウバエの仲間)対策の虫除け薬とかゆみ止めを買う。
土産物も此所で買う事が出来る。
さて、ホテルに戻って食事。今回の参加者16人全員が正式な顔合わせです。実はアルパインツアーサービス社の「ニュージーランド航空日本就航30周年記念特別企画 ミルフォードトラックとマウントクック10日間」に参加したのです。驚いた事に16人参加中男性は2人。内一人はご夫婦での参加でした。如何に女性に人気のコースかが解ります。しかも女性の一人参加も多いのです。
食事の最後には僕の誕生日を祝ってくれました。皆さん本当に有難う御座いました。忘れられない思い出が一ツ増えました。
翌朝、スーツケースはホテルに預け、ザックを背負い打ち上げ日に使うグッズ一式の入った赤いバック(ミルホードサウンドに先回りして届けられる)を持ってオフィスに向かいます。
オフィスの前にはこれから4泊5日一緒に行動する世界各地からの参加者と大型バスが止まっていて参加者とガイドが乗り込みテアナウに向かう。
今回11月5日出発は我々ツアー16人と日本からの添乗員1名、更にクイーンズタウンから現地の添乗員兼ガイド1名(我々ツアー専任)を含めガイドウォーク39名。インディペンデントウォーク39名が参加だそうです。(偶然39人ずつの参加と成った)
2時間半ほどでテアナウに到着。途中雨が降っていましたがどうやら止んだようでこのホテルで昼食を取りました。八重桜が満開でした。
ブッフェスタイルですが飲み物からデザートまで一通り揃っていました。ここで今夜の食事を何にするか申告します。鹿かチキンだったと思います。以前ニュージーランドで食べた鹿が不味かったのでチキンを選びましたが殆どの人は珍しがって鹿を頼んでいました。美味かったそうです。
バスで更に15分ほど走り船乗り場に到着。
各自のザックを背負います。
インディペンデントウォークの人達は此所まで自前でくるようで我々より先に船に乗り込みます。ザックは我々よりド~ンと大きいですが平均年齢はド~ンと若いです。
今回同行するガイド4人です。陽気な連中で打ち合わせの最中なのにカメラを向けたら直ぐこのポーズです。
さて、船は進み右手に十字架が見えてきました。マッキノンさんが遭難した地だそうでこれらの案内が英語で流されます。(トリミングで拡大)
甲板に出てみると青空が出始め一部には陽も当たり始めました。
テ・アナウ湖源頭のトレイルヘッドが見えてきました。
いよいよ上陸します。
オット、その前に登山靴を消毒液にジャブジャブジャブと漬けてから。
グループで或いは一人一人ガイドと一緒に記念撮影です。
足が震えるほどの感動と興奮を感じる間もなく早速サンドフライの襲撃で慌てて薬を塗りたくりました。
いよいよ出発です。
グレートハウスに20分と書いてあります。
クリントンヒュッテには1時間半と成って居ますがこれには訳があります。インディペンデントウォークの人達は常に我々より先の小屋に泊まるのです。
歩き始めれば直ぐ鬱蒼と茂った深い森の中に入ります。足取りも軽く何時しか晴れて時々陽が漏れてくる広い平らな道を進むとあっと言う間に
「グレイドハウス」に到着。※拡大出来ます
希望者は近くのネイチャーウォークに参加。日本人団体が多いこの日は英語組と日本語組に分けられ全員が参加しました。
ガイドの貴美さんの説明を聞く日本隊です。
厄介者のオコジョを捕獲する罠で内にはイミテーションの卵が入っている。この後トラック上の随所で見かけるのです。
ブナやシダ等の種類や見分け方、或いは鳥の鳴き声等のレクチャーを受けますが多すぎて右から左に抜けてっちゃいますぅ、、、、
コケ類も多かったなぁ~
赤い色をした岩の沢に出ました。どうして赤いのか説明を聞いたのに忘れてしまった、、、
今日の行動中雨は一滴も降らなかった。明日の天気はどうだろうか。
ロッジの前に有るブラシで泥を落とし中に入ります。中は登山靴禁止。自前のサンダルや部屋履きで過ごします。更に行動中の衣服とは別に持って来た部屋着を着て過ごします。
いきなりですがシャワーブースです。お湯はふんだんに出ます。石鹸・シャンプー・リンスが備わっています。
トイレは水洗です。
同じブースに洗面器があります。勿論お湯も出ます。実は此所が一番粗末で先に行くほど設備が良くなりました。
別棟に洗濯場と乾燥室が有りますが、僕も含めて初日は誰も使わなかったようです。
ロッジ内は広くホテルと代わり有りません。アルコール類は有料ですがそれ以外の飲み物は無料でツマミになるスナックや人参などの野菜も揃って居てトレッキング話の花が咲きます。支払いは最終日に纏めて払います。カード払い可。
いよいよ食事。前菜・主食・デザートと一品づつ運ばれてくるんです。信じられません。運ぶのはガイドです。大変だ、ご苦労様。
サラダは好きなだけ取り放題。生味噌のワカメ入りインスタント味噌汁も有ります。(日本人が皆無でも置いてあるそうです)
広い談話室に集まってガイドを始め全員の自己紹介が始まりました。原則英語ですが日本語で押し通した人も居ました。
僕はポケットに国旗を忍ばせてこれに備え日本から来たと言った所で取り出してサプライズさせると同時に喜んでもらえました。一通りの事を言った後締めくくりにニュージーランドの旗を出すとこれ又大受け!やったぜ!その後日本隊は富士山の歌で締めくくり。
次は明日の予定と見所紹介がスライドで有ります。
発電機は10PMに止まる・朝は6時45分に運転・ランチ作り7AM(昼のサンドイッチを自分で作る)7時50分朝食・出発8時半~9時 と説明をしている部分の写真です。この説明は連日行われます。
ロッジ内には資料館が有り昔の様子や道具が飾られて居ました。
靴は1箇所にまとめて置きました。次の日からは部屋の片隅に置く所がありました。
二段ベットが二つから大きい部屋では四つ置いてあります。参加者が少ないこの時季このタイプの部屋を広島のNさんと2人で使いました。湯たんぽが置いてあり毎日使いました。お陰で足が冷たくて困る事はありませんでした。寒ければ毛布の予備もあり至れり尽くせり。タオルとバスタオルも有ります。
別料金でバストイレ付き、シーツも運ばなくて良いツインベットの個室も有ります。個人でガイドウォークに参加の日本人新婚さんを始め多くのトレッカーが使って居ました。日本の山小屋と比べ天国です。
ロッジから彼方にMtセンチネルが奇麗に見えている。明日の天気はどうだろうか?
一年を通して最も降雨量の多い11月、花が咲くにも早いこの時期、どうりで標準的値段より10万円安い訳だとみんなで慰め合っています。取りあえず今日は晴れちゃった!ガイドの話では明日歩く所は雨が降るとそれは見事なコケ類が見られますと言っている。きっと雨のショックを少しでも和らげようとしているに違いない、、、とヤケにひねくって考えながらベットに潜り込んだのであります。
初日歩数11,556歩(兵庫県Kさん提供 以後同じ)
つづく
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