« ミルフォードトラック | トップページ | ミルフォードトラック1 »

2010/11/18

ミルフォードトラック 序章

Img_4195
ミルフォードトラックとはニュージーランド南島の南西部フィヨルドランド国立公園の一角にありトラック上は全域が世界遺産なのです。
さて、そのミルフォードトラックは、サザーランドが発見した“サザーランド滝”を見に行く為クインティンマッキノンとアーネストミッチェルが開発したルートで、その後整備して「世界一美しい散歩道」として世界中のハイカーを魅了し続け、テアナウ湖の北端からマッキノン峠を越えサンドフライポイントに至る全長33.5マイル(53.5km)を三泊四日で歩きます。

Img_3746
入山には厳しい制限がありゴミは持ち帰り・原則禁煙(トラック上は携帯灰皿を使えば良いらしい)・生き物に餌を与えない・人数制限 が敷かれロッジでの停滞(連泊)や後退も出来ないトコロテン方式なのです。当然の事ながらどんなに気象条件が悪くても次のロッジに向かわなければならないのです。日本の屋久島は雨量の多いので有名ですがミルホード年間降雨量はその倍の雨量だそうで増水すると橋は渡れなくなり腰まで或いは胸まで浸かって渡ったり川と化した道を歩いた等の話があります。

さて此所でトラックを歩く方法について触れよう。
ガイドウォーク 
4泊5日でクイーンズタウンからの交通機関・宿泊施設・食事・希望者にはザックと雨具が貸し出され、歩行中は前後と中間に屈強で知識豊富なガイドが付き1日52人限定。(最新情報)
宿舎に余裕があり2人増やすのに10年掛かったとの事。如何にこの国の環境保護局が自然を守る為に努力しているかが伺い知れる。
インディペンデントウォーク(個人ウォーク) 
宿泊施設(シャワー無し照明無し)が確保されては居るが食料・寝袋・食器・着替え・嗜好品は全て自分で運び調理も自分でしなければ成らない。(ガスコンロは用意されている)1日40人限定。(最新情報)
※ガイドウォークはインディペンデントウォーク用の小屋の施設即ちテーブルや椅子・水道・トイレは自由に使える。インディペンデントウォークはガイドウォークの施設は一切使えない。

概略を説明した所で次から体験記を公開しますが世界一美しい「散歩道」は一寸無理な形容で普段歩いて居ない人にはいささかハードな距離。散歩道でなく「世界一美しいトレッキングコース」なら的を得た表現と感じた。しかし、山の知識や登山の経験がまったく必要のないコースでもある。

つづく

« ミルフォードトラック | トップページ | ミルフォードトラック1 »

山とトレッキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ミルフォードトラック 序章:

« ミルフォードトラック | トップページ | ミルフォードトラック1 »

2023年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト

リンクの人々

  • 鳥さんと いつも 一緒に
    思わず眼を細めて読んでしまうソフトな語り口で書かれたブログ。 鳥の百科事典になりがちな鳥ブログとは一味も二味も違い、鳥への愛情がヒシヒシと伝わってくる。
  • ミルフォードトラック
    管理人「よし坊」に、人生観が変わるほど感動を与えてくれたミルフォードトラック。その全ての詳細な記録を序章から終章まで全6回に分けて公開。
  • ピカリのお部屋
    仲良く山歩きを楽しんでいる様子が独特な語り調で書かれている。花・風景の写真も素晴らしい。
  • 旅すれば又、旅
    旅と食に対する拘りと情熱が伝わってくる飽きないブログ。次は何所?と期待する。
  • かわせみのひとりごと
    翡翠をはじめ野鳥の姿を芸術的タッチで捕らえたブログ。
  • ごくらくとんぼの日々あれやこれや
    日常起きる様々な出来事を気取らないタッチで綴る親しみやすいブログです。
  • 季節の移ろいと旅空の雲
    眼を見張るような写真の数々。 作者の思いが伝わるブログです。
無料ブログはココログ

カワセミ

  • 水鏡に映る ♀
    静岡市の鳥がカワセミです。 少しずつ撮り貯めた可愛い翡翠の表情をご覧下さい。

富士山

  • 富士市狩り場から
    日本を代表する富士山。 私の住む静岡はどこからでも富士山が見える幸せを感じています。

ミルフォードトラック

  • DISTINCTION HOTERU
    2010年11月、人生観まで変わってしまったミルフォードトラックを歩いたときの写真集です。

思い出の一枚 海外編

  • スイス
    旅先で感動した思い出の一枚

思い出の一枚 国内編

  • 天王祭
    思い出に残る国内の写真を集めました。デジタルカメラに成った以後のものです。

山の思い出

  • ローツェ 8,516m
    20代前半から空白の年月が過ぎ再び登り初めた山々。

茶畑

  • 茶畑と富士山
    お茶・お茶と富士山 お茶と富士山は何故か相性が良い。