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2011/10/18

黄葉のカナディアンロッキー 4

ターミガンサーク黄葉ハイキング?、、、の巻

3泊したバンフともお別れ。ハイキングの後、その足でカルガリーに向かいます。
ヒロさんのサプライズプレゼントで近郊の景色の良い所に連れて行ってくれた。
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先ずは日の出。今日も良い天気だ。向こう岸を列車が通過していった。
それでは続きを読むをクリックして下さい。

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ポスターにもよく使われる場所だそうで正面に見えるメインストリートの先にカスケード山を仰ぎ手前の池に山が映り込んでいる。
国立公園管理事務所の一廓なのです。
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石造りの管理事務所です。
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次ぎに向かったのはバンフスプリングスホテル。
ホテルの前を一端通過し高台から見ると城のようにそびえ立つドッシリと重厚な歴史のある建物です。
※拡大出来ます
実は22年前ホテルの前まで来て居るのにバスから降ろしてもらえません。ツアコンはホテルに入ったまま、、、何とオーバーブッキングで泊まれない事が解りカナナスキスの同等クラス(ツアコンが言っているだけで本当に同等なの?)ホテルまで行った悔しい思い出があります。あの時の移動時間の長かった事。バンフでお土産を買うつもりが買えなかった悔しさ(カナナスキスは周りになにもなかった)も増幅し憤懣やる方無かったのです。
食事で出されたサラダは大きな金だらいのような入れ物に日本人には馴染まない香料のドレッシングが掛かり「我々は馬じゃないんだ!かいば桶に入ったカイバ食わせるきか!」なんて話しながら時間を潰した思い出があります。※カイバ・・・解るかな~

さて、今日の話に戻そう。「よし坊さん済まないね~逆なでするような場所にお連れしちゃって!」なんて、何でも笑いに結びつけてしまう楽しい同行者御一行で有ります。
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アイスフィールド・パークウェイを走っているとよく見かけるのがキャンピングカー。カナダ人は定年になると財産を処分しキャンピングカーで移動しながら余生を楽しむのだそうです。行く先々では街の中に買い物に行く時便利なように車を連結して走っているのだそうです。22年前には厩舎(馬小屋)を連結していて小さな窓から馬が顔を出しているのを沢山見かけました。
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さて車はカナナスキスに入り車窓からは見事な黄葉が広がる景色に変わりました。
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遠くにマッターホルン?そんなはずは有りません。手前の湖と黄葉は未だ見ぬイタリアはドロミテか?そんなはずは有りません。
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《ターミガンサーク黄葉ハイキング》のトレイルヘッドに到着しました。
ガイドのヒロさんが先ほどから困り果てて居ます。なにやら看板が立ててあります。
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ナント、クマが活動中でクローズ。なんてこった!!ヒロさんとツアコンのSさんは暫く話し合っていましたよ。
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今日歩く予定のターミガンサークのルート図。黄金色に染まる唐松やポプラ、迫力有る岸壁の景観を眺めながらハイキングを楽しむはずが、、、、、、、、トホホ
横に尋ね人の張り紙もありました。同じようなのをハワイはカウアイ島のワイメア渓谷でも見ました。
どうやら少し戻ってエルボー湖までを往復する事に決まったようだ。
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仕方ない、気を直して歩くとしよう。
おや?前から犬を連れたハイカーが来た。
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このワンちゃんリックしょってるよ!可愛いね!
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山とガレ場の写真を撮っているのではない。氷河時代の生き残りナキウサギを見つけた。確かに写っているのですがこの写真ではピンホールほど。
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ヒロさんの動植物のレクチャーは続きやがて綺麗な黄葉の場所に到着。
散歩するよりまだ遅いノンビリペース。こんなペースだと腰が痛み出す。
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前方に湖が見えた。オオッ良いじゃないか。
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静かな湖だ。正面に見える山が白く見えるのは岩の色か?
※拡大出来ます
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全員で記念写真を撮る。オット、ミルフォードの時と同じでまたもやど真ん中に来ちゃったよ、、、みんなニコヤカに笑ってイイ写真が撮れましたよ!
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湖畔がキャンプ場に成って居た。鳥居のような物は食料をロープで吊るしクマなど動物に餌として食べられないようにする為だそうだ。自然界で生きる動物は人間の食べ物を食べさせてはいけないという発想だ。道路標識に鳥居のような絵があったのはこれだったのか!
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鋼鉄製の入れ物も同じ。動物の知恵では開けられない構造に成って居た。

さて出発。ウン?右手の林の中にドンドン入っていく。何時しか踏み跡はなくなり獣道になってしまった。ヒロさん焦っております。チョットルートを確認しに行くと言って一人で分け入っていった。ヒロさんが餌食になるか待たされた俺たちが餌食になるか?・・・結局戻って湖畔に出た。途中オオカミの糞を見つけた。ヒロさん曰く動物の毛が混ざっているから解るという。写真は撮って有りますが出す程の事もない。
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昼食を食べ湖の奥まできて振り返って見た。
ヒロさんは何所へどう行こうとして居たのか未だに謎は解けない。
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倒木も絵になる。
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ワイワイガヤガヤギャグは飛ばすが歩くは遅々と。
出発地点まで戻った。食事・休憩・レクチャー全ての時間を入れて3時間。なんとも歩き足りないが天気が良かったので良しとしよう。
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トレッキング後管理事務所に向かう途中「此所はクマの国=直訳」の標識が出ていた。
管理事務所のテラスから見たこんな黄葉を見ながらハイキングだったはずであろうと思うと残念だ。映画の鑑賞・買い物など済ませてカルガリーに向かう。
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今日はボブスレーコースとジャンプ台が奇麗に見えた。
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デルタカルガリーエアポートホテルが今宵の宿。目の前の道の向こうが飛行場だ。夕食はホテルで食べた。ナニをチョイスしたか記憶がない。
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飛行場の真横と言うのは飛行機好きには嬉しい。
今日も静かに終わろうとしている。

つづく

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コメント

 どこをどう撮っても絵になりますね。
 と、簡単そうに見えますが、
 よし坊様のカメラの腕の良さですね。

 思い出すのは素敵な出来事ばかりではありませんね。
 それを良い思い出に塗り替えることができてなによりでした。

 クマ出没注意! や、たずね人のチラシなど、
 日本でも良く見かけますが、いずこも同じですね。
 もっともオオカミもいるとなると、
 日本より、やっぱりはるかにワイルドですね。
 ご無事で良かったです。
 

うつきよう様
この所ネットサーフィン(ブログサーフィン)する時間もなく写真の整理と自分のブログに追われている毎日で困っております。
道路に此所よりクマの国(直訳)と書かれた標識が立っていましたよ。確かに分け入っているのは人間ですから当然ですね。
ハッキリと「閉鎖」されてしまうとふんぎりが付いて良いと思いました。

外国は、すっぱりと「閉鎖」となるんですね。
日本では熊出没!の看板を見かけることはあっても「立ち入り禁止」とならないのは、
熊の領域と人間の領域が明確でない事と
領土が狭いから人間が野生動物の領域を占領してしまっているからなんだなぁ~と思いました。
ある意味、自然動物が犠牲になっているんですね、、、、
余談ですが京都、大原にも「熊出没!」の注意看板があるのを最近、見かけました、、、^^;
歩くことが苦手な夫もこの素晴しく美しい風景を見たら歩いてくれるかも!と期待です。^^

ニャン様
ズバッと閉鎖されるのも凄いですね。立て看板一つですから自由に入る事が出来ますがそれを守る国民。「守らなくて何かが起きてもそれは自己責任」の国ですから。
今回の旅は動物の気配を沢山感じた旅です。

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