« 箱根へ | トップページ | 鳥撮りの新兵器 »

2012/05/18

箱根 吟遊

Akb40279
再び売りの一つ目 ロビーの写真から始まる。
そこは話し声もしない静寂と時が止まったような大人の雰囲気が飾り気のない造と格子模様の畳と相まってなんとも贅沢な一時を味わう事が出来、新緑から冬の外輪山を時々に応じて味わう事が出来る。
※拡大出来ます

Akb40258
車寄せの前が玄関で二重扉の奥がロビー。そのロビーは5Fで客室は下に続く。
Akb40408
一歩入ると大きな生花。
靴を脱ぐとその先にはスリッパがない。その理由は・・・
Akb40324
デッキ以外全て畳み敷きの館内なのだ。
Akb40284
デッキから強羅方面を見る。手すりの前はストーンと切れ落ちている凄い絶景。
Akb40294
湯本方面を見る。
Akb40303
ウエルカムドリンクが運ばれて来た。
Akb40360 部屋に通されると茶菓子が用意されている。
茶葉もナカナカ良い物を使っていて緑茶とほうじ茶、ティーバッグの変わり茶もあった。
Akb40334
部屋は和室と洋室タイプが有り全20室。大きさも様々で売りの二つ目は全室専用露天風呂付。
Akb40327
そして全室にダイニングがある。
Akb40345
専用風呂は部屋の大きさに正比例するらしい。
Akb40364
洗面所もグッズが豊富に揃う。
一つ腑に落ちなかった事はウオッシュレットではなかったが自動洗浄だった。
Akb40372
真っ先に風呂に飛び込んだ。湯船に浸かりながら明神ヶ岳 明星ヶ岳から続く外輪山を眺めながら贅沢な温泉タイムを味わう。

全室露天風呂付でも男女別の大浴場もあるのが又嬉しい。
P1000008
その大浴場は5Fに有りその一つの月代(ツキシロ)の湯槽に首まで浸かった。
目線には縁や手すりが見えないように成っていて宙に浮かんでいるような感覚になる。
この雄大さが宿の売りの三つ目なのだ。
妻がエステの間思い切りノンビリと入らせてもらった。
※風呂の写真は全て写メで画質が悪い
P1000005
月代を斜め上から撮った。左横には桶の露天風呂もある。勿論風呂の前は何も障害物が無い絶壁。
22時に男女が入れ替わる。
P1000004
翌朝、二つ目の大浴場 月音(ツキネ)に入る。
P1000011
月代より小さいが内湯と露天で構成されている。

夜は有料で貸切の大浴場が別にあるらしい。写真で見る限りですがこれが又息を呑む美しさのようだ。

さて、この手の宿はお忍び用?と思いがちですがさにあらず。様々な人が来るようで、勿論お忍びや芸能人も来るらしい。そしてリピーターも多いと聞いた。
Akb40416
食事が始まった。部屋専属では無さそうですが若いけど愛想の良い仲居さんが
綺麗に盛りつけた料理を一品ごとに運んで来る。察するに二部屋くらいを一人で受け持っているように感じた。
Dinaa1122
洋菜を食べ始めた頃「お腹いっぱいに成ってきた〜」妻「ウ〜〜〜〜ン、、もう食べられない〜」と言葉と顔で表していた。

ポタージュが少し冷めていた事、うなぎ御飯が期待はずれだった事が残念だった。
しかし、チップを弾まなくちゃな!
Akb40486
部屋の風呂や、女性から男性に変わった月音にも出たり入ったりした。
Akb40480
廊下もエレベーターも他人に会わない不思議なほどの静寂があった。

部屋は行灯ばかりで落ち着きはあるが新聞や本を読むには暗すぎて不都合で、しかもスイッチが何所にあるのか解らず最後はコンセントからプラグを抜いて廻った。

朝4時半、鳥の声で起こされたのでそのまま風呂に入った。
Akb40505 朝食に妻は和食・僕は洋食にした。温かい物は温かくキチット出してくれた。

雨が幸いして何所にも行く気はなく月音の昼の景色を見ながらドップリと浸かった後は、部屋の風呂に入って時折湧き出る雲が流れて行く様子をボーッと見たりソファーに座ったり寝転がったりと素っ裸のままなんとも気持ちの良い贅沢な時間を過ごした。
Akb40531
11時のチェックアウトギリギリ、車は出しやすいように整然と並べられていた。
Akb40514
ロビーから見た景色は雨で雲がかかり、又々趣が違って素晴らしく10人ほどの仲居さんと若女将がズラッと並んで見送ってくれた。

« 箱根へ | トップページ | 鳥撮りの新兵器 »

旅行・地域」カテゴリの記事

温泉」カテゴリの記事

コメント

主人と二人で拝見しました。

「おお」「すごい」「なんでウォシュレットじゃないんかのう」と 大騒ぎ。

「よし、 ここに2泊しよう。」
予約が取れないと知った上での 発言ですから、、。(笑)

心身の保養は よし坊様ご夫妻がなさいましたので、
目の保養だけ 我ら夫婦も させていただきました。

世の中には すばらしい お宿があるものなんですね。

よし坊様、箱根での素敵な時間を過ごされてこれまで長い仕事のご苦労もすっ飛んだことでしょうね。

私は今、質素な夕飯の片づけが終わり、箱根の雄大な景色とごちそうの数々をを拝見しながらフジコ・ヘミングのピアノの調べを聞いています。人様の写真で申し訳ないですがこれも又なかなかオツなものですよ(^o^)

 わぁ~~! コメントしたいことたくさんありますぅ!
 紹介記事やパンフに必ず登場するあのロビーの、格子模様は畳だったんですね。
 全室に露天風呂をつけたのは 『吟遊』 が先がけで、画期的だったと読んだ記憶があります。
 これも必ず登場する 「月代」 は写真の通りの絶景ですね。 入ってみたい。
 もう一つの 「月音」 はあまり登場しないので拝見できて嬉しいです。
 部屋が暗いというのは、雰囲気はありますが、たしかに不都合ですよね。
 食事の評価が以前より落ちてきているのが気になっていたのですが、季節を感じさせるお献立と、シックな食器使いが素敵ですね。 美味しそうです。
 箱根の新緑に囲まれ、たっぷりと温泉に浸かり、
 心身ともにゆったりと過ごされたご様子、拝見していても和みます。
 「空いているのはいつですか?」 と聞いて予約をとり、
 帰るときには次の予約をしてくるのだそうですが、
 よし坊様も次の予約をしていらっしゃいましたか?

shinmama様
フタが開くのまで自働のタイプがある時代に不思議でした。
実は国道一号線(箱根マラソンでランナーが走る所)の直ぐ隣なのですが一歩入ると音が消えてしまう。上手く考えた建物だと思いました。
お江戸に参勤交代の折に、眼の保養でなく是非お泊まりください。
断っておきますが宣伝費は頂いておりません(笑い)

ごくらくとんぼ様
食事は質素が一番です。我が家も帰宅後の数日は殆どカスミを食べておりました。
ピアノの調べで思い出しました、部屋にCDが置いてありました。部屋の電気が暗くて良く読めなかったので聞く事もなく帰宅しました。風呂に浸かりながら聞けば良かったと思います。

うつきよう様
よく調べてありますね!!ビックリ。
月代 からの絶景は雄大そのもの。地形を利用した見事な借景と手すりも縁も無い浴槽からお湯が流れ落ちて行く様な演出。見事です。
食事の写真は相変わらず汚い写真でスミマセン。ストロボを持って行くのが何時も面倒で、高感度にして無理矢理撮っています。
 次の予約はしません。○○の土産を沢山作りたいので吟遊に匹敵する宿を狙っております。

大人のための宿と言う感じで落ち着けそうですね。
畳敷きの廊下はスリッパなし、あの歩きにくさから開放されいいですね。
大浴場からの新緑の眺め本当に絶景!客室露天風呂に大浴場、温泉三昧。^^
お食事もとても上質で上品、そして美味しそうです。
そうかぁー上質の宿は、やはり予約が取りにくいですね。
早速、JTBさんに問い合わせたら9月下旬なら平日限定で少し空きがありました。
丁度、東京へ行く時期なので遊び優先で押さえようかと思いましたが、保留です^^;

ニャン様
裸足が嫌な人は足袋が用意されていますよ。
風呂はホントに素晴らしいのですが湯量は豊富ではないらしく源泉掛け流しでは有りませんでした。
どうやら平日ならポツポツと空きがありそうですね。
前回書きましたが是非お泊まり頂いて極上部屋との違いを知りたいと思いますしキット旅の達人ニャン様ご夫妻も御満足頂けると思います。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 箱根 吟遊:

« 箱根へ | トップページ | 鳥撮りの新兵器 »

2025年4月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト

リンクの人々

  • 鳥さんと いつも 一緒に
    思わず眼を細めて読んでしまうソフトな語り口で書かれたブログ。 鳥の百科事典になりがちな鳥ブログとは一味も二味も違い、鳥への愛情がヒシヒシと伝わってくる。
  • ミルフォードトラック
    管理人「よし坊」に、人生観が変わるほど感動を与えてくれたミルフォードトラック。その全ての詳細な記録を序章から終章まで全6回に分けて公開。
  • ピカリのお部屋
    仲良く山歩きを楽しんでいる様子が独特な語り調で書かれている。花・風景の写真も素晴らしい。
  • 旅すれば又、旅
    旅と食に対する拘りと情熱が伝わってくる飽きないブログ。次は何所?と期待する。
  • かわせみのひとりごと
    翡翠をはじめ野鳥の姿を芸術的タッチで捕らえたブログ。
  • ごくらくとんぼの日々あれやこれや
    日常起きる様々な出来事を気取らないタッチで綴る親しみやすいブログです。
  • 季節の移ろいと旅空の雲
    眼を見張るような写真の数々。 作者の思いが伝わるブログです。
無料ブログはココログ

カワセミ

  • 水鏡に映る ♀
    静岡市の鳥がカワセミです。 少しずつ撮り貯めた可愛い翡翠の表情をご覧下さい。

富士山

  • 富士市狩り場から
    日本を代表する富士山。 私の住む静岡はどこからでも富士山が見える幸せを感じています。

ミルフォードトラック

  • DISTINCTION HOTERU
    2010年11月、人生観まで変わってしまったミルフォードトラックを歩いたときの写真集です。

思い出の一枚 海外編

  • スイス
    旅先で感動した思い出の一枚

思い出の一枚 国内編

  • 天王祭
    思い出に残る国内の写真を集めました。デジタルカメラに成った以後のものです。

山の思い出

  • ローツェ 8,516m
    20代前半から空白の年月が過ぎ再び登り初めた山々。

茶畑

  • 茶畑と富士山
    お茶・お茶と富士山 お茶と富士山は何故か相性が良い。