« ルートバーントラック Ⅱ | トップページ | ルートバーントラックク Ⅳ »

2013/02/16

ルートバーントラック Ⅲ

 トラックを歩くにはガイドウォークとインディペンデントウォークが有る。
ガイドウォークは一方通行ですがインディペンデントウォークはどちらからでも良いが食料・嗜好品等は自分で背負って、料理も自分で作らなければならない。
さて、二日目は雨。

Img_0889

8時、その雨の中をインディペンデントウォークの人達が大きなザックを背負ってもう歩いている。

Img_0886

その頃ガイドウォークの我々は自分の昼飯作りだ。
後ろから写真をパシャッと撮ったら「\(・o・)/ウォーッ パパラッチ」と言われちゃったよ。 バターとマスタードは何所だ?何挟もうかな?なんて考えるのも楽しい。外人は日本人の三倍は大きいのを作る、凄いね。

Img_0890

8時半朝食。
プレートにはベーコン・焼きトマト・それと・・・??何だったか忘れた。 別にオートミールを頼んだ人が多かったが僕はミルフォードの時美味くなかったので頼まなかった。 勿論飲み物は何でもありだ。

Img_0892

おや?外人さんが既に記念撮影をしているよ。その後全員集合して記念撮影をした。天気が良ければマッケンジー湖で記念撮影だそうだ。

Img_0893

男性ガイドの一人トニー君は今日誕生日だそうで皆で♪ハピバスデートゥーユー♪♪

Img_0894 

雨の雫が写るほどもの凄い大雨の中を出発する。

Img_0896

インディペンデントウォークの山小屋 マッケンジーハット の横を通り過ぎる。

Img_0900

マッケンジー湖が綺麗だ。

Img_0902

すると前方にピラミット形に見えるエミリーピーク1,820mが現れる。天気が良ければマッケンジー湖畔から湖とセットで奇麗に見えるはずだ・・・・

Img_0905

もの凄い雨でゴアテックスの雨具にバリバリと音を立てて当たる。 トラックも一本調子で登りが続きガイドのユキちゃんが追い越していった。

Img_0914

すると、その先、岩の陰でホットドリンクのサービス。 僕はホッとチョコレートをもらった。有難う、暖かくてホッとして元気が出ます。

Img_0915

やがて眼下に泊まったマッケンジーロッジ(写真中央)とマッケンジーハット(左下)が見える。(拡大トリミング)

Img_0918

ニュージーランドの定番白い花。

Img_0919

急なトラックを登り切るとそろそろ森林限界。オーシャンピークコーナーと呼ばれている辺りに到着。
晴れていれば彼方にタスマン海、目の前にダーラン山脈が見えているはず。
此所からはホリホードフェイスと呼ばれる山の斜面をトラックは続く。

Img_0924

と、ガスが切れた瞬間目の前に現れた。

Img_0926

雨は少し小降りになったが濡れているので座って小休止も出来ずゆっくりと歩き続けた。 振り向くと他のトレッカーも似たり寄ったり。

Img_0930

大きなザックを背負っていると思ったら良く見るとガイドのユキちゃんが追いつき追い越して行った。
沢山咲いている白い花はマウンテンデージー。 この辺りはマウントクックリリーの時季にはそれらが群生して咲いているらしい。

Img_0938

デッドマンズトラックとの分岐点が現れた。幸い雨はほとんど気に成らなくなった。

実は雨具の下にはニュージーランドが誇るアンダーウエア“アイスブレーカー”を1枚着ているだけ。素材はメリノウールでチクチクしない加工がされ汗冷えせず保温性発汗性にも優れ臭いも付かず紫外線からも守り、濡れても直ぐ乾くと言う魔法のような商品だ。このお陰か汗でアンダーシャツがビショビショになる事もなく寒くて震えるような事もなく雨の中を気持ちよく歩く事が出来た。

Img_0939

気がつけば雨は降っていない。 雄大なダーラン山脈がハッキリ現れた。
※拡大できます

Img_0941

目の前にも氷河を頂く幾つものピークが有る。 白く輝くのは勿論氷河。
※拡大できます

Img_0943

行く手に、これから登ろうとしているコニカルヒル1,515mが現れた。

Img_0945

ニュージーランドでは珍しい黄色い花が有った。

Img_0947

昼食会場のハリスサドル、と言っても此所で食べなくてはいけない決まりはない。
ガイドウォークは右の建物、左はインディペンデントウォーク用。勿論我々には先回りしたガイドが暖かな飲み物を作って待っていてくれる。有難い事だ。フルーツやクッキーも食べて元気を取り戻した。 ガイドのユキちゃんがコニカルヒルに登っている先発ガイドと交信。「ガスで何も見えないッ」ってか?登ろうか止めようか?登らない人の方が多いようだ。

Img_0948

せっかく来たんだから登ろうと決めてペットボトルをポケットに入れた。ナニナニ?往復1〜2時間か〜。

Img_0951

足場も悪く濡れて滑る。所々四つん這いにならないと登れないほどの所が有る。 腰が急に痛くなったので乗越(ノッコシ)まで行って引き返そうと決めた。

Img_0952

乗越からハリス湖が見えた。

Img_0955

下り道からトラックが見えた。
写真右側から山上湖を見ながら登ってくる。ハリスサドルの三角屋根が見える。そしてトラックは左方向へ繫がって行く。

Img_0956

ルートバーンホールズハットまで1.5〜2時間と書いてある。忍者じゃないんだよそんなに早く歩ける訳ね〜よ、、、

Img_0964

珍しく赤い花が咲いていた。

Img_0965
しばらく歩いて振り返るとハリス湖の上にコニカルヒルの全容が現れていた。 今ピークを踏んでいれば綺麗に広がるダーラン山脈が見えているはずだが、、、

Img_0966

トラック全体は歩きやすくなっているが此所だけは左側に踏み外すと断崖絶壁。特に細い所では高所恐怖症の人は怖いだろうと思われる道が20分ほど続いた。

Img_0967

何時しか道はジワジワと下りが続きルートバーン渓谷上流に差し掛かり小さな滝の連続が見えた。

Img_0971

岩のトンネルを潜る。 その先で岐阜から参加のAさんに追いついた。雨具も脱ぎ、此所から一緒に歩こうと二人で人生の事や山の事など話しながらルートバーンの流れに沿って歩いた。

Img_0975

見事なほど晴れ上がっている景色、広がる渓谷上流と湿地帯に掛かる木道。

Img_0980

ルートバーン滝 はもの凄い水量で轟音を立てて流れ落ちている。

Img_0983

そして、その直ぐ下に今日泊まる ルートバーンフォールズロッジ が有る。
その先に見える平らな部分はルートバーンフラットだ。

Img_0990

入り口は此所。ウエルカムドリンクは無かったが飲み物は自由に飲める支度が出来ていた。

Img_0991

今日の大部屋はSベッドが4つ有った。此所を何時しかみんなから湘南ボーイと呼ばれる様になった平塚から参加のSさんと、ツアーリーダーの四人で使う。

Img_0992

リビングには飲み物の他クッキーに挟むチーズや酒肴品が有る。ノンベーには至れり尽くせりだね。

Img_0994

写真を撮ろうと思ったら気配を感じて直ぐポーズを取るガイドのカレン。可憐なカレンと覚えてね と言っている。

Img_0996

気がつけば見事な青空が広がる。 この青空が半日早ければ状況は大きく変わっただろうと思うと少し残念だ。

Img_1001

ダイニングに勢揃いした外人組と奥の日本隊。

Img_0997

スープだ。 アレ?・・・・・スープ一皿に一文字づつROUTEBURN TRACK・・・・と白いミルクかマヨネーズか何かで文字を書くのも此所の名物だと思って居たのに・・・文字がない、、、 3年前からガイドをやっているというユキちゃんに聞いてみたが「知らない」と言う。何時の間にか止めたんだね。

Img_1002

今日はビーフを頼んだ。200g有るそうだ。とても食いきれない、、、ユキちゃんに「まさか醤油無いよね」と言ったら黙ってキッコーマンを厨房から持って来た。ビックリ。お陰で完食できた。
この食事中最後の一人とシンガリのガイドが到着。みんなで拍手拍手大拍手。逆算すると彼女は10時間ちょっと掛かって歩き通した。因みに僕はコニカルヒルの半分を入れて7時間だった。

Img_1003

デザートがなかなか運ばれてこないのは彼女が遅く到着したからではない。 ガイドウォークが始まった頃の話から始まりパンケーキ投げに至る経過を説明。
ガイドがパンケーキを投げトレッカーがそれをキャッチするこのロッジの名物行事だ。僕はこれを知っていたが他の人は知らなかったようだ。食前にこの事をチラッと言った時ツアーリーダーが「シ〜〜ッ」と言って制した。

Img_1006

厨房ではパン生地作りに余念がない。

Img_1014

ガイドがヒソヒソ作戦中。多分男性には取りにくく女性には楽に取れるように投げるとか・・・ フライパンに入れたものを後ろ向きで投げるから面白い!!!

Img_1016

ソレッドウダ〜〜〜〜〜

Img_1011

僕は取れなく見事に床に転んだ。勿論取れなかったがキャッチしない方が受ける事は間違いない。

Img_1013

昔は床に落ちたものをそのまま食べたと聞いたが、今は厨房から焼きたてをもらって自分好みにトッピングする。その材料も豊富だ。

Img_1017

楽しい食事も終わった。 支払いのある人は此所で精算。コメントや住所メルアドなど書き込み足跡を残すのも良い。
ガイドは食後の後片付けをして居る。 そして、消灯時間を向かえる。
明日はルートバーン最終日、再び雨が降り出した。

※濡れた雨具は乾かしたが洗濯はしなかった。

今回も重い登山靴は止めてトレランシューズにした。ゴアテックスの靴は素晴らしくスパッツ無しで歩きましたが中は濡れていなかった。凄い性能だ。

つづく

« ルートバーントラック Ⅱ | トップページ | ルートバーントラックク Ⅳ »

山とトレッキング」カテゴリの記事

コメント

こんばんわ・ご無沙汰しています
よし坊さんは相変わらず元気で いいですね
三日も四日もリュックを背負って山歩き、なんて凄いです!

外人さんたちと一緒になって楽しそうですね・

キーサミット・・懐かしかったです。
自分達の時には、雨に降られて、頂上からは何も見えなかったです。
(じきに止みましたけど・・・)

途中のトイレ、知りませんでした・・

いつもながら、楽しい写真、美しい写真の数々・楽しみです。


 雨具が良いと、雨の登山も苦にならないですよね。
 靴、着るもの、ザックは大事ですね~

 ニュージーランドは映画のロケ地になることが多いですが、
 それだけの価値のある風景が広がりますね。
 実際の標高より、雄大で迫力ですね。
 素晴らしい~!

 ロッジライフも充実していて
 なんとも素敵な登山環境ですね。
 羨ましいかぎり!
 みなさん楽しそうで、食事も美味しそうです。

我は凡人様
我は凡人様に遅れる事何年、やっと行く事が出来ました。それだけに期待も大きく雨も苦にならないほど感激しました。
我は凡人様が行かれたのはちょうど大雨の時であの年にミルフォードのトラックも一部ダメになり閉鎖された時だったんでしょうか?

雨のキーサミットだったんですか?でも奥様と登られた事は大きな素晴らしい思い出に成った事と思います。その意味では羨ましいです。

トイレはね、新しかったですね。
キーサミットだけを日帰りするハイカーが多いので設置したんではないかと思います。

よう様
道具ですね!値段は高いですが機能が正比例しています。歳で衰えた部分を補ってくれるので助かります。

登山にかぎらず観光でも素晴らしいし、留学やワーキングホリデーでも日本人に人気が有るようですね。日本のオバちゃま達憧れのクライストチャーチは地震で教会が無くなってしまったのがとても残念です。

山小屋の充実している事、羨ましいを越しています。日本はせめてトイレだけでも何とか成らないかと思いますね。

大雨の中、出発されどうなることか?と心配しましたが雨も気にならないほどの感激との事。
ルートバーントラックの魅力がどれ程凄いのか伝わってくるお言葉です。^^
お天気が良くないのにもかかわらず「マッケンジー湖」の神秘的な色といい美しいです。
そして途中から美しい青空!お天気も回復して良かったですね。
渓谷、滝、深い森、氷河の風景・・・・どの風景を拝見しても美しく雄大です。^^
前回のブログ、ディナーのデザート。とっても美味しそうです。^^
ニュージーランドの別荘ですか、、、良いですねぇ~。宝くじが大当たりしたら真剣に考えます(笑)

雨の中で雨具を着てリュックを背負って歩くだけでも必死なのに、随所でシャッターをおしていますね。断崖絶壁のルートにレンズを向けて撮っているなんて、パパラッチと言われても納得です。その勇気と行動にパチパチ。

昨日16日 山岳気象予報士猪熊隆之氏の講演を聞きました。彼の予報を聞いて行動すれば、荒天も遭難も間違いなく避けれますよ。山で100%はない。想定外を極小にして想定内を広げる事。五感と技術と経験の3要素ですって。晴れ男になれるやも。

最近 改名した大将です。今後ともよろしく。

ニャン様
凄い雨でどうなる事かと思いましたが歩き通す事がで来ました。
日本にない雄大さと手つかずの大自然にドップリ浸かる魅力がたまらなく良いですね。
マッケンジー湖は神秘な色をしておりました。それを取り巻く深い谷の絶壁からは数え切れないほどの滝が現れて、雨でなければ見る事が出来ない景色も見られました。
デザート、日本の山小屋経営者よ「食ってみろ!!」て、言いたいですね。

別荘良いと思います。もしオーナに成られたらニュージーランドの夏はズッと居候させて下さい。

お山の大将?様
ちょっと無理があるけど100歩譲りましょう。なんと言ったって完歩したんですからね。

講演会行ってきましたか!良かったようですね。同行する機会があったら楽しみです、お天気博士と同行できるんですから。

五感は歳のせいで鈍感になり技術は昔のまま、経験はスッカリ錆びて、今や気力だけですぅ、、、

コンニチハ!!!
前回はマウントクックリリーで今回がマンウトクックデイジー。一番の咲き盛りの時の様で羨ましいです。私も見たかったぁ~~(^o^)

私がセスナで山越えをしたとき雪と氷河の雄大な山脈を眼下にしてきましたが、知識がないのが致命的で “ワァ、すごい・ワァ、すごい・” で終わってしまいました。もったいなかったですゥ~~^^;

山小屋と言うと翌日に備えて疲れを取るためと言うイメージですが、よし坊ブログを見ているととっても楽しそうで泊ってみたですね。楽してそこまで行けるならですけれど^_^;

ごくらくとんぼ様
デイジーが大きかったですね〜それが群生していると圧巻です。
セスナに乗ったら僕も多分同じでワァ凄い で終わっていると思います。雨が上がったと思ったら直ぐ飛んできましたから乗る人も多いようです。でも僕は乗ってないからぁ、、、、くやしい。
お酒が飲める、それも深々とソファーに腰掛けて歓談をしながら、ツマミはいくらでもあるなんて酒好き天国ですね。甘党には紅茶コーヒー・ジュースとクッキーにスニッカー。どうしても日本の山小屋と比較しちゃいます。
疲れを取る為でなく英気を養うと言う発想ですね。日本も見習わなくちゃ!

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/577623/56765991

この記事へのトラックバック一覧です: ルートバーントラック Ⅲ :

« ルートバーントラック Ⅱ | トップページ | ルートバーントラックク Ⅳ »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
フォト

リンクの人々

  • 鳥さんと いつも 一緒に
    思わず眼を細めて読んでしまうソフトな語り口で書かれたブログ。 鳥の百科事典になりがちな鳥ブログとは一味も二味も違い、鳥への愛情がヒシヒシと伝わってくる。
  • ミルフォードトラック
    管理人「よし坊」に、人生観が変わるほど感動を与えてくれたミルフォードトラック。その全ての詳細な記録を序章から終章まで全6回に分けて公開。
  • ピカリのお部屋
    仲良く山歩きを楽しんでいる様子が独特な語り調で書かれている。花・風景の写真も素晴らしい。
  • 旅すれば又、旅
    旅と食に対する拘りと情熱が伝わってくる飽きないブログ。次は何所?と期待する。
  • かわせみのひとりごと
    翡翠をはじめ野鳥の姿を芸術的タッチで捕らえたブログ。
  • ごくらくとんぼの日々あれやこれや
    日常起きる様々な出来事を気取らないタッチで綴る親しみやすいブログです。
  • 季節の移ろいと旅空の雲
    眼を見張るような写真の数々。 作者の思いが伝わるブログです。

ミルフォードトラック

  • DISTINCTION HOTERU
    2010年11月、人生観まで変わってしまったミルフォードトラックを歩いたときの写真集です。

富士山

  • 富士市狩り場から
    日本を代表する富士山。 私の住む静岡はどこからでも富士山が見える幸せを感じています。

カワセミ

  • 水鏡に映る ♀
    静岡市の鳥がカワセミです。 少しずつ撮り貯めた可愛い翡翠の表情をご覧下さい。

思い出の一枚 海外編

  • スイス
    旅先で感動した思い出の一枚

思い出の一枚 国内編

  • 天王祭
    思い出に残る国内の写真を集めました。デジタルカメラに成った以後のものです。

山の思い出

  • ローツェ 8,516m
    20代前半から空白の年月が過ぎ再び登り初めた山々。

茶畑

  • 茶畑と富士山
    お茶・お茶と富士山 お茶と富士山は何故か相性が良い。
無料ブログはココログ