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2013/12/20

エベレスト街道を歩く 3

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 晴れていればエベレストを望む事が出来るはずの今日の行程で期待は高まるばかりだ。
写真はエベレストで、中腹に有るイエローバンドも良く見えている。曾ては海の底で海生生物の化石層が地球の天井に存在するなんて俄には信じられない現実がある。
※拡大できます

6時モーニングティー7時朝食8時出発は昨日と同じ。

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今朝はお粥でツアーリーダーが持って来てくれた ゆかり や 昆布で食べやすくなる。

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野菜の他にパンや玉子焼きも付いている。

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天気は良さそうだ。
ロッジの主は熱心なヒンドゥー教?又はチベット仏教と言った方が正しいのかも知れないが早朝からカネや太鼓を鳴らし経文を唱えていた。

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谷間の朝は薄暗にもかかわらず朝早くから荷揚げのポーターが列を成して登って行く。
さて、我々も出発しよう。

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一寸歩くと又々検問所だ。此所から世界遺産サガルマータ(エベレスト)国立公園に入るようだ。

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ロバの隊列と遭遇。

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おっと此所で我々の荷物を運ぶポーター2人が早くも追い越して行く。

所で、上の2枚の写真を見て解るとおり歩いたエベレスト街道のほとんどは石や岩をランダムに敷き詰めて有りとても歩きにくい。捻挫癖のある僕は一歩一歩慎重に歩かないと大変な事になり神経を使う。

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休憩中のポーター達の荷を撮られてもらった。黄色い段ボールの中身はラーメンだそうだ。
それにしてもスゴイ量です。

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そして又々追い越して行ったのは我々のキッチンスタッフ。鍋釜燃料食材に調味料皿など一切を背負って同行している。

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長い吊り橋も何のその、軽々と渡って行く。

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ドゥードゥコシの河原にも道が付く。

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  さて、僕の専属ポーター ビンさん です。
専属ポーターは1日3千円。
望遠レンズなど重いので雇いましたが雇わなくても歩けたかと思って居る。自分の身は腰に付けたカメラバックだけ。
歩行中必要な物全てをザックごと彼に預けてしまう。休憩時には水を出してくれるし脱いだダウンもしまってくれるし薄い酸素の中でゼイゼイしながらやらなくても良いので楽な事は確かだ。
それと、なんと言っても生活の糧であり雇うのが礼儀だと思って居た。
しかしそれは少し違うようだ。今回雇ったのは僕一人で、外人を含む他のパーティーを見ても雇っている人は見かけなかった。

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時々目にするゴミ箱は燃えるものと燃えないものに別れていた。

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高い所に長い吊り橋が見えた。下の橋は旧道、上の橋は去年出来た新道で40分短縮できたと言っている。

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ポーターが1本立てている。長い棒をつっかい棒にして立ったままの小休止。

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橋を渡りきって一枚撮った。嶮しい山が見える。

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望遠レンズで撮る。
タウチェ6,542mだ。段々懐深く入って来たと感じる。
※拡大できます

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ゾッキョが次から次に登ってくる。勿論アノ長い吊り橋も渡ってくる。その理由は後で解った。

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そして、それは突然目の前に現れた。待望のエベレストだ。
※冒頭の拡大写真だ。

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そして記念写真を一枚。

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みんなで写真を撮りっこ。
どうやら上の村落から物を売りに来たオバチャン。「ミカン・ミカン」と言ってミカンを売っていた。

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一息ついて歩き出すとキッチンボーイが温かな飲み物を持って下ってきてくれた。

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やっぱりホットジュースだ。

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そして今度は警察の検問所だ。持ち込んだカメラの申告らしい。プロの写真家だと何か問題が有るようだ。

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突然開けて大きな集落に出た。ナムチェだ。後方に構えて居るのはクンビラのようだ。

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正面にはコンデリ6,187mがデンと構える。

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女性達が大勢集まって洗濯をしていた。洗濯よりお喋りが目的のような賑わいだった。正にこの場所のこの光景は山岳映画かTVで見たような気がする。

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そして、今宵はシェルパの里ナムチェのロッジに泊まる。

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どのロッジも寒い場所なのに窓を大きく作っているのがどうしても理解できない。因みに一般の家は窓が見あたらない程真っ暗な家が多い。

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思い切り山奥でも文明開化され何所もWIFIが使えたのにはビックリした。

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標高は3,400m 4:14と出ているのは日本時間だ。プレゼントされたカシオのPROTOREKがとても役に立った。

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今日は余裕の到着でこれから昼ご飯。メインはソバ。
軽い高山病なのか吐き気が絶えず襲うようになり食が進まない。無理に食べる事は止めて軽く食べる。血中酸素量が75?まずいぞこれは、、、

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食堂からも部屋からもコンデリがドシッとして見える。

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部屋で一眠りしてから街の散策に出かける。飛行場のあるルクラより遙かに大きな街でトレッカー相手の土産物屋もビッシリ。

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そして今日はバザーのある日。毎週金土日とバザーが開かれるのだという。どうりで荷揚げの数が多い訳だ。帽子から靴まで。生鮮食料品から乾物まで。何でもある。物価はもの凄く安い。日本の物価の1/10位に感じる。高い物も有った。生卵は1ヶ50円だった。おかずで出る玉子は大変な価値が有ったんですね、、、因みにナムチェは正式にはナムチェバザールと言うそうで納得した。

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肉も売られている。衛生状態?見ての通りです。

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ロッジの食堂から真正面に見えて居るコンデリ。日没近くになると急に冷え込んでくる。

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夕食です。今日は味噌汁でしたがスープの日はトマトやこの地方独特の豆類だった。
キッチンスタッフは我々が泊まるロッジの台所の片隅を借り全ての食事を作ります。タダで使うとは考えられませんが面白い発想です。
シェフは自分の荷物だけ持って歩いていますが他のスタッフは荷物を分配して運んでいます。下働きから段々腕を磨きシェフに成るのだと思います。他の旅行者全てが同じ方式を取っているかは解りません。
では一般の宿泊者はどうかと言うとサンドイッチやパスタにポテト、豆や野菜のスープ、ネパール料理等を注文するらしい。
食べて居るのを覗いてみると美味そうな顔をして食べて居る人はなくどれも不味そうだった。

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今日の〆はナムチェから良く見えていたタムセルク6,623m (頂上近くの黒い点は猛禽類が飛んでいましたが特定は出来ませんでした)

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コメント

エベレストを自分の目で見ていたい・・・そう思っている人々も多い事でしょう・・・
そして私のように興味はあるけど観に行くのは一寸無理・・・とおもわれている方も多いはず。
それなのに、よし坊様のブログで疑似体験できることは、有難いです。^^
こんな素敵な出会いのチャンスを与えてくれたR×Rに今更ながら感謝です。
自分の興味の中だけで生きてくのも一生ならば、出会えた方の興味を少しでも共有させていただける一生の方が視野が広がり、人生の楽しみも倍増です。^^
それにしても連日の青い空。澄み切った空気の中に見える峰々の美しさに感動です。^^

こんばんは!!!
今日の記事で以前NHK特集で観た画像を思い出しました。山岳民族が中国国境の町で買った洗濯機を担ぎ、道なき道を何日も何日もかけて自分の村まで運んでいた姿を。村に着いた時にはかなりの傷ものになっていました。住めば都と言いますが想像に絶します。

隣のお父さんが数年前にこの地へ行った時もポーターを雇ったと言っていました。よし坊さんと同じように“現地の人たちの生活の糧だから”と。

自分で行かなくてもエベレスト街道が手に取るようにわかって本当にありがたいですよ。早くエベレストの全容を見たいです。
山の名前は形を見ればわかるのですか?それともツアーリーダーが説明してくれるのですか?

 「ゆかり」と「ごま昆布」で始まったのにはびっくりしました(笑)

 かつて民族学が好きで、
 ネパールやブータンに関する本を読んだこともあって、
 人々の様子や、暮らしぶりがとても興味深く、胸躍ります。

 「一本立てる」のは同じなんですね。

 プロトレックがすぐに使えるんですね!
 すごいプレゼント!
 標高の記録が残りますから、なによりの記念品ですね。
 数字が大きくていいなあ。

 重いレンズをお持ちになった甲斐がありましたね。
 拡大しても鮮明で素晴らしいです。

 高山病の症状が悪化しないか、心配です。
 高度にはだんだん慣れたのですか?


このツアーには いつか行きたいと言っていた夫が上京してきたので
一緒に拝見しました。

夫の断念理由 その1
 足首を捻挫し、回復したばかりの身では このでこぼこ道は 無理と判断。
 平地でも捻挫してしまう夫が もし途中で捻挫をしたら、、、。
 止めよう止めよう、ブログを拝見して 満足しましょう。
夫の断念理由 その2
 血中酸素量の低下とそれによる 頭痛や吐き気に 耐えるだけの体力や気力がない。
 普段 ゴルフ以外何もせず、たまにラジオ体操をするとフラフラしているのに 無理。
 止めよう止めよう、ブログを拝見して 満足しましょう。

専属のポーターは必要がなくても 現地にお金を落とす為にも雇うべき、さすがによし坊様だ。
シェフになることを夢見て下働きをする人たちのことを含め、男性目線のブログはいいなあ。
と夫。

WIFIがあることにビックリ。
味噌汁と デザートの器が ずっと逆であることが ユニークで面白い。
と私。

青空にくっきり見える美しい山の頂、、絵葉書の中を よし坊様が歩かれたようなイメージで拝見しました。 

ニャン様
RXRでは色々カルチャーショックがありました。一番感じたのは生活レベルが違う人達の世界で有った事です。僕のように零細企業の親父がのこのこ出てくる所ではないと思ったものです。
良い経験をさせてもらいました。
経験と言えばエベレスト街道も満ち足りた世で生活している者から見たギャップの違いにこれ又驚かされました。
お天気は良かったですね。付いて居ました。

ごくらくとんぼ様
数年前に「雄らが街にも電気が来た」とシェルパ頭が自慢していた話を聞けば そうか 一寸前には電気もなかったんだと妙に感心してしまいます。洗濯機なんて夢の又夢で希少価値があるんでしょうね。
隣のお父さんなかなかどうして 大したもんですね。昔は今以上に行くのが大変でしたでしょうから。
山の名前はシェルパ頭やリーダーが説明してくれます。似たような山と覚えにくい名前で苦労します。見る角度で形が変わるのが一番困りました。

うつきよう様
ゆかりも昆布も美味しかったです。特にお粥ばかり食べて居た僕はとても助かりました。
生活を見る限りなにが楽しみだろうかと思ってしまいますがそう思う事がおかしいんでしょうね。
太く重そうな棒ですが一本立てる原型が此所にもありました。
PROTREKは使いこなすまでが一寸大変でしたが使っていて楽しかったです。
これが高山病か?と自分でも決めかねる半端症状で絶対成らない自信があっただけに一寸ガッカリです。

shinmama様
ご主人も読んで下さったのですか!有難う御座います。
多分エベレスト5辺りで書くつもりですが簡単に行ける方法があるんですよ!ご主人はそれを読んだら行く気に成るかな?
ポーターもシェルパも歩きながら絶えず電話で話していました。ビックリです。
器の発想は面白いですね。彼らにはそれが一番綺麗な盛りつけと思うんでしょうね。

拡大してじっくり拝見しました。
絶対行かれないので、よし坊様のおかげでエベレストの雄姿を居ながらにして堪能♪
それにしても現地の人たちはエネルギッシュですね~。

WIFIが使えるのにも驚かされました。
日本の観光地はまだまだ使えるところが少ないそうですから。

みやび様
余程の山好きか僻地探検が好きな人ならともかく普通の人はエベレストを見るだけのために行く事もないと思いますからよく考えれば僕が少しずれているんですよ。
所でみやび様 ブログが更新されていませんがどうなさいましたか?

こんにちは。
毎回、驚きの連続で拝見しています。(*^-^*)

11月、12月とちょこっと外出するのですが写真を
撮る余裕もなく帰宅して・・・。
ハイ!ネタ切れしています。sad
お心にかけていただき本当にありがとうございます。
近いうちにアップできるように頑張ります。m(_ _)m

みやび様
ハハハそうでしたか。
11月12月はどなたも忙しいですからね。
今日の私は年賀ハガキ大作戦中ですよ(;^_^A アセアセ…

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