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2014/07/24

ミスタヤ&アシニボインの旅 2

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 ホテルでの朝食後山で不用な物はスーツケースに入れ地上で預け、ダッフルバッグと自分の背負うザックを持ってヘリパットに向かいます。
搭乗時注意の説明を受けます。初めて乗る人にはとても緊張する数分間だと思います。
2組に分けられました。体重別・・・ではありません。女性の皆様ご安心下さい。
と言っても外人に比べれば日本人は小さくて軽い。航空料金は体重別が公平だと何時も思います。

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先発隊が飛んだ後僕の後発隊は更に車で20分程走った山の麓まで移動。此所で引き返してくるヘリを待ち乗り込みます。高い航空燃料を節約する為だそうです。

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さあ 飛び立ちました。後部席左は岐阜県から参加の青木さん。彼とはルートバーントラックで知り合い示し合わせて今回参加。俺の顔は真面に出してくれとの要望ですので今後も出て来ます。
真ん中に座っているのは群馬県から参加のMさん。初めての海外トレッキングがなんとギアナ高地で「全て行ってしまい行く所が無くなってからくる所だ」とみんなから言われたと謙虚に話し今回が海外トレッキングの2回目だそうだ。
右に乗るのは小屋のスタッフ。ヘリ助手席にはジャンケンで勝った千葉県から参加のT嬢が座っています。

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パイロットの直ぐ後ろに背中合わせに座る私ですよ〜・・・ブショッタイ顔をしていますからギリギリこのくらいの大きさで御勘弁を。
僕の右隣にはツアーリーダーが乗っています。

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ヘリは低空飛行を続け谷間を這うように飛びます。何故だろう?
晴れているのに空は白く霞み景色がスッキリと見えません。後で解ったのですがカナディアンロッキーで山火事が発生しその煙が大量に押し寄せているのだそうです。(棒のように写っているのはヘリのローター)その為に低空飛行だったようです。

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僕たちを乗せたヘリは山小屋専用のヘリパットからロッジの工事に入って居た職人さん達を乗せて戻って行く所です。この写真とても上手く写りました。何故ならローターが惚けて撮れ、回っている様子が人間の眼で見ている状態に近いからです。早い話シャッタースピードを思い切り遅くしただけなんですがね。

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なんとも洒落た風景にマッチした小屋が有るではありませんか。有難いですね、此所で3泊もするんですよ。
♪TVもネー ラジオもネー 電話もネー♪そこに有るのは自然だけ♪おりゃこんなとこ好きさ〜♪おりゃこんなとこ好きさ〜♪と思わず鼻歌が出てしまいますよ!!

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ミルフォードやルートバーンそれにエスプラナーデと同じでランチの材料が列んでいます。これでサンドイッチを作って自分のザックに入れます。

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クッキーや

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果物も好きなだけ。しかし運ぶのは自分です。

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岐阜から参加の青木さんには以前「山大将」と僕がニックネームを付けました。彼と二人でバカを言い合い だじゃれを言い合って居るのを他の人達が見聞きし旧知の友のようだと言って居ますが知り合ったのは昨年の2月です。雰囲気を和らげる為に大いに役立ったと思って居ます。

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さて、ランチを持って早速トレッキングに出発だ!!
しかし煙が漂い咳が連続して出る。咳の治療を長年続けている身にはこたえる、、、

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今年は雪が多く2週間前には小屋の周りは雪に覆われていたそうで雪解けで水量も多い。

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歩くにつれ進むにつれ、なんとそこには辺りを覆い尽くす程のお花畑が広がって居るではありませんか。

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そうです、この地方に咲く黄色いカタクリなんです。

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どうです、この見事な咲きっぷり。

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そんなお花畑を更に進むと やがてそこには

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カタクリに交ざってアネモネも咲いています。

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花だけではありません、周りは雄大な山岳風景が広がっています。しかし煙で咳が、、、

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オヤ?今度は黄色のアネモネも見つかりました。

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今度は残雪の上を歩きます。
基本的にトレースは有りませんから何所をどう通って何所に行くなんてヤボな決まりはありませんが熟知したリーダーの判断に任せてついて行くだけですから気は楽です。

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少し煙が少なく成ったようで空気のヌケが良くなってきました。
中心に写っている山はMtベーカー3,200mです。

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今度はインディアンペイントブラシも見つけました。
昨年のエスプラナーデではこの花ばかりでアネモネが少しとカタクリは咲き終わりでしたから15日程の違いでこんなに変わると感心する事しきりです。

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本日登った最高地点まで達しました。ストックを指してあれやこれやと話して居ます。すっかり打ち解け合ったようで良かったです。

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遠くには大きな滝が見えて居ます。

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渡った橋まで戻りました。左の山はMtベーカーです。

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ロッジまで戻ってきました。お疲れ様と言える距離は歩いて居ませんが満足です。

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スイカが用意されていました。水分補給にもってこいです。

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スイカを食べながらロッジの窓越しに見る景色は最高の幸せです。

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ロッジの横にはサウナが。

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うずたかく積まれた薪。

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その奥がサウナです。
自然に優しい石鹸とシャンプーが備わって居ます。お湯と水を調合し上がり湯にし、頭からぶっかけます。シャワーも使えますが使い勝手が面倒なので誰も使わなかったようです。

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キッチンです。立って居るのはロッジのオーナーです。

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こちらは同行したシェフ。

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ベランダから見た見事な景色に思わずウットリ。しかし蚊の大群が押し寄せますので対策を完璧にしなくてはなりません。
※拡大できます

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二階の部屋からはこんな景色も見えます。どの部屋に当たるかは運不運が有ります。
女性の一人は可なりしつこく主張を通そうとして居ました。みっともね〜。この女性 後に色々眼に付く所があって、、、

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さて、夕食が始まりました。なんとオーナを始めスタッフも一緒にテーブルに着きます。
アットホームで実に素晴らしいではありませんか。

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生野菜たっぷりのサラダです。好きなだけ自由に取ります。

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メインは鶏肉だったかな〜思い出せない、、、

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そしてデザート。

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ロッジ目の前の池では風もなく鏡のようになった湖面に、ソレハソレハ見事な逆さ山岳風景が見られました。
※拡大できます
なんと山大将はこの日此所で泳いだそうです。

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そして辺りに夕闇が迫りミスタヤロッジの一日が終わります。

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山とトレッキング」カテゴリの記事

コメント


出だしの ヘリコプターだけで もう ブログに引き込まれてしまいました。
乗りたい、、、。

美しい景色を どうしても スイスと比較する目線で見てしまいますが
カメラの腕が違いすぎるので スイスに申し訳ない気がします。(笑)
お天気も最高、眺めも美しい、、、
カナダ、、、やっぱり いいですねえ。
蚊がいるのが 最大の問題ですが、、、。

ホテルの部屋割りについては 
その旅行社を使う頻度によって良い部屋から割り当てられるのは 
どこのツアーでも経験していますが それで嫌な思いをすることも事実ですね。
でも 文句を言ったことは一度もないですけど、、、。

Mt.ベーカーのアーベントロート 明日もきっと好天ですね。

 どこをどう切り取っても、素晴らしい風景ですね。
 山火事ですか・・・そういえばニュースで見たような・・・
 煙の影響は滞在中、どうだったのですか?
 限定的なもので済むと良いのですが。

 黄色のカタクリ、みごとですね。
 日本にはないですよね。
 拝見できて、ラッキーです。

 山大将殿が泳いだ
 冷たくなかったんでしょうか?

 今後も楽しいことが起こりそうですね。
 楽しみです


 
 
 

shinmama様
ヘリを使う独特のもの、カナダならではですね。是非トライして下さい。山登りの概念が変わります。
スイスにはスイスの良さ、イタリアにはイタリアの良さがそれぞれありますからどちらか一方に軍配を挙げる事は出来ませんね。
蚊の事は後で出そうと思いますが参りましたぁ、、、ニュージーランドも同じですが。

部屋とか組み分け等で女性はね、、、自己主張の強い中国人は取っ組み合いの喧嘩でもするのだろうか

うつきよう様
有難う御座います。ヨーロッパの山岳風景とは明らかに違うカナダです。
カナダ初日は見事に晴れ渡っていたのですが翌日まさか火事が発生するなど思いも寄らぬ事でした。それだけ雨がないと言う事でしょうね。
カタクリだけでなく花好きにドンピシャの時期で百花繚乱。見事でした。
池は冷たさよりも底が泥の堆積で参ったと言っています。

おはようございます
おバアさんが一時帰宅していて紀行文をようやく拝見できました。
素晴らしい景色ですねえ\(◎o◎)/!  暑さがすっ飛びそうです!!!
よし坊さんのご尊顔を正面からこのように鮮明に見たのはたぶん初めてのような気がします。なかなかの色男じゃん(^o^) “ブショッタイ” は他県の方には通じないんじゃないでしょうか。標準語に置き換えるのも難しい 『味がある方言』 だと常々思っています。

山大将さんはなかなかのヤンチャとお見受けしました。高齢になると新しい友達はできにくくなります。良い出会いがあって良かったですね。

下から二番目の絶景に感動しました。

ごくらくとんぼ様
ソレハソレハご苦労様でした。我が家も帰国直後から母のグループホームの事でドタバタしました。
この景色を見させてもらえば安い代金だと思います。益々はまりそうです。
ご尊顔?何所にでも居るただのジジイですよ。最近のパソコンは写真修正も簡単に出来る時代です。騙されないように注意しましょう。

山大将、確かにやんちゃでよし坊との名コンビで行って参りました。話が途切れる事はありませんでした。
彼とは又何処かに行きたいと思って居ます。

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