« 北欧、『巨人たちの住みか』7 | トップページ | 北欧、『巨人たちの住みか』9 »

2016/09/19

北欧、『巨人たちの住みか』8

Img_4874

 アレ?雨が降っていません。ひょっとすると登頂出来るのかと期待をしたのが間違いだった。

Img_4877

これを半分食べて残りはランチですがバナナは返してしまいました。コックが焼いてくれる出来たての目玉焼きが美味かった。勿論頼めばオムレツも作ってくれます。

Img_4880

ホテルを8時に出発しバスで標高1,841mのユッバス小屋に到着。日本の富士山五合目の小屋に到着したと思うと想像が付く。 しかし雨で視界はなく登る気は全く起きない。リーダーの説明では氷河の前まで・氷河を少し歩く・渡りきって行けるとこまで と行き当たりばったりのようだ。

Img_4889

Img_4893

ガイドが全員分のハーネスを持って現れた。

Img_4899

装着の説明。

Img_4907

岩ゴロだけの歩きにくく体力を消耗する悪路を1時間20分。途中クレバスに注意の標識を見る。

Img_4916

Img_4922

ガイドを先頭に1本のザイルで繫がるだけ。

Img_4923

歩き出したが何も見えないし歩くすぐ横にはクレバスがポッカリ口を開けている。 クレバスを飛び越えるヶ所も有った。後ろの誰かが転落した時ガイドはちゃんと確保出来るのか疑問を感じた。 雨は強くなる。視界は無くホワイトアウトした様な錯覚に陥りそのせいか体内ジャイロがおかしくなり水平感覚もなくなり身体がふらつく。 氷河を渡りきったが岩尾根を更に登る事しばし。立って居られないほどの強風に見舞われ引き返す決断をする。「遅いんだよ決断が!」と煮えくりかえるほど腹を立てている自分が居る。 当然写真など撮る余裕はない。 やっとの思いで戻ったが氷河の上で2回転んだ。

Img_4940

観光の序でに氷河の上を歩くのが目的らしい一団が戻ってきた。

Img_4961

帰り道に岩の上でも転んだ。休憩時間が一度もなく途中でTLにお湯を一口もらって生き返った気がした。 小屋の近くまで戻る。氷河の上のスキー場にはTバーリフトが掛かって居た。

Img_4964

4時間20分 19,860歩 最高到達地点2,201mだった。(東京のTさんが送ってくれたGPSデータより)

アンナがウィスキーを振る舞っている。下戸は酒は飲めないんだよ、、、

Img_4973

ユッバス小屋で迎のバスが来るまでお昼を食べ休ませてもらう。その後机に突っ伏して寝てしまった。眼が覚めると雷と稲妻が光っていた。

Img_4985

ホテルに戻ると雨は何時の間にか止んでいた。 ユックリ時間を掛けバスタブに浸かりリラクゼーション出来た。

Img_4982

Img_4988

Img_4996

Img_5003

Img_5007

Img_5011

残時ホテル内を見学。

Img_5006

トイレのマーク。

Img_5016

やり切った満足感で話も弾む。

Img_5017

Img_5019

Img_5020

美味しいスープでしたのでお代わりをした。 ジャガイモは各所で出た。小さめですがとても美味しかった。
※日本では早朝出発夕方早めの到着が原則ですが、ノルウェーはとてもノンビリしている。我々が2/3以上進んでいるのに逆ルートから歩いてくるトレッカーに幾つも遭遇した。それもそのはずで夜10時に成っても薄明るいこの国では急ぐ必要はないのだ。
明日は6時間掛け首都オスロまでバスで移動する。

« 北欧、『巨人たちの住みか』7 | トップページ | 北欧、『巨人たちの住みか』9 »

外国旅行」カテゴリの記事

山とトレッキング」カテゴリの記事

コメント

よし坊様の文章を読んでいるだけ ゾクゾク寒ーーーくなってきました。

よし坊様ですら 転げてしまうような悪環境の中なのに
女性の方は よく頑張られますね。
1人だけギブアップもできないし 本当に一蓮托生ですね。

私には 一生かかっても とても経験できない世界を拝見させていただき
記憶に残る ブログでした。

凄いですね・・・。
氷河の上を一本のザイルだけで繋がって歩く。
しかも雨で視界も悪くホワイトアウト状態、、、、。
ホワイトアウトは昨年経験しましたから、その怖さはわかります。
とはいえ、私は車。
よし坊様はクレバスが幾つも口を開けている氷河の上を歩かれているわけですから
怖さや危険度は、はるかに増しますよね。
でも無事でよかったです。
一日38431歩!? これも凄い!平淡な道ではないわけですから歩数以上の運動量ですね。
とても気持ちよさそうで羨ましかったのが昼食後、大地にゴロンと一寝入りです。^^

こんばんは!!!
山岳地帯とはいえそれぞれ趣のあるホテルへお泊りになって羨ましい限りです。
よし坊さんが良くおっしゃっている日本の山小屋との大きな違いが素人にも分かります。
それにしても毎日貴重な体験をされて、さぞ生きている実感を味わってこられたものと思います(^o^)
今後もまだ山へは行かれることと思いますので日本のまだ見たことのない絶景も見せて頂きたいものです。

shinmama様
僕は山岳ガイドの直ぐ後ろに居ましたので後ろの人はどうだったのか解りませんが平気で歩いて居たのだとおもいます。僕はアイゼンを使いたいと思いました。
スイスのプランでは氷河の上を歩くのはありますがあの状況とは大分違うと思います。
何時もそうですが何所に行っても女性達が強いんですよ。

ニャン様
映像で良く見るクレバスほど大きいわけではありませんがポッカリと口を開けているのを見ると怖さより気持ち悪さを感じました。
真っ白な世界を歩いて居ると感覚がおかしくなってきますね。
天気さえ良ければ登頂は出来たのでしょうがあの状況では撤退が正解でした。
運動量は凄いです。歩数の三倍も四倍も有っただろうと思います。そんな状況下での大休止は貴重な時間でした。

ごくらくとんぼ様
所属のWVでも毎年海外登山の計画はあるのですがホテルが悪く便も悪く、ただガムシャラに歩く裕福さの余裕がないプランなので参加したことがありません。
そうです、生きている実感というか限られた時間の中で今しかないというか・・・やれるのは今の内と思っています。

よし坊殿

ホワイトアウトのような錯覚に陥ったり、水平感覚がなくなり転倒したりとは、真にトムラウシの二の舞を起こす状態であったですよ。ここはリーダーの優柔不断な態度が間違っている。決断力のない者はリーダーの資格がない。ガイドまかせにするのが一番無責任な態度だ。「煮えかえるほど腹をたてている」のは、当たり前ですよ。前後を読んだだけで、よし坊の3倍は腹を立て状況を想像して震えていますよ。ッタク!

さらに後に続くブログでホテルでの静かな情景が余計に大変だったことを物語っています。
貴男はえらい! いい年を取っていますね! 脱帽です!

青大将殿
ガスと雨、足元は汚れていない白い氷河。周りはみんな真っ白け。体内ジャイロが狂うわけです。
トムラウシは気の毒な話でしたね。この日はズボン下もアイスブレーカーです。トムラウシの時の人達はお気の毒な話でしたがアイスブレーカーじゃ無かったんじゃないのか?大将もアイスブレーカー沢山持ってますか?
かっくん との三バカトリオのようにノンビリ歩いて心ゆくまで大休止が歳のことを考えると良いですね。

3倍腹を立ててくれて有難う。持つべきは良い友!!!

 お~、怖!
 アイゼン無しだったんですか!
 ホワイトアウトだけでもかなり恐ろしいですが、
 かなりの強行軍で歩かれたようですし、
 エネルギー不足で低体温にもなりかねない状況でしたね。
 ブログを拝見するという安全なところにいても、
 思い返すほどにぞっとします。
 よくぞご無事で。
 

うつきよう様
どう考えてもアイゼンが必要だと思うのですが装備リストには載って居ません。ピッケルも不用になっています。ストックはWが良いと書いて有りましたが僕は1本だけ。そのせいで転んだことも有るのかも知れません。それと最大の理由は歳なんでしょうね。曾ての北岳バットレスも冬の南アルプスも通用しない歳です。
TLにもらった一口の白湯が、あんなに美味しくて疲れが取れる事を初めて知りました。自分も温かな日本茶は持って居たのですが出すのが面倒なほど疲れてました。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/577623/64210609

この記事へのトラックバック一覧です: 北欧、『巨人たちの住みか』8:

« 北欧、『巨人たちの住みか』7 | トップページ | 北欧、『巨人たちの住みか』9 »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
フォト

リンクの人々

  • 鳥さんと いつも 一緒に
    思わず眼を細めて読んでしまうソフトな語り口で書かれたブログ。 鳥の百科事典になりがちな鳥ブログとは一味も二味も違い、鳥への愛情がヒシヒシと伝わってくる。
  • ミルフォードトラック
    管理人「よし坊」に、人生観が変わるほど感動を与えてくれたミルフォードトラック。その全ての詳細な記録を序章から終章まで全6回に分けて公開。
  • ピカリのお部屋
    仲良く山歩きを楽しんでいる様子が独特な語り調で書かれている。花・風景の写真も素晴らしい。
  • 旅すれば又、旅
    旅と食に対する拘りと情熱が伝わってくる飽きないブログ。次は何所?と期待する。
  • かわせみのひとりごと
    翡翠をはじめ野鳥の姿を芸術的タッチで捕らえたブログ。
  • ごくらくとんぼの日々あれやこれや
    日常起きる様々な出来事を気取らないタッチで綴る親しみやすいブログです。
  • 季節の移ろいと旅空の雲
    眼を見張るような写真の数々。 作者の思いが伝わるブログです。

ミルフォードトラック

  • DISTINCTION HOTERU
    2010年11月、人生観まで変わってしまったミルフォードトラックを歩いたときの写真集です。

富士山

  • 富士市狩り場から
    日本を代表する富士山。 私の住む静岡はどこからでも富士山が見える幸せを感じています。

カワセミ

  • 水鏡に映る ♀
    静岡市の鳥がカワセミです。 少しずつ撮り貯めた可愛い翡翠の表情をご覧下さい。

思い出の一枚 海外編

  • スイス
    旅先で感動した思い出の一枚

思い出の一枚 国内編

  • 天王祭
    思い出に残る国内の写真を集めました。デジタルカメラに成った以後のものです。

山の思い出

  • ローツェ 8,516m
    20代前半から空白の年月が過ぎ再び登り初めた山々。

茶畑

  • 茶畑と富士山
    お茶・お茶と富士山 お茶と富士山は何故か相性が良い。
無料ブログはココログ